おはようございます。朝は得意なのですが、今朝は珍しく二度寝をかましてしまいました。「寝すぎた!」と思い、バッと目を覚ましたのですが、なんとはじめに起きたときから2分しか経っていません。
これはいちばんラッキーなパターンです。長く寝たつもりなのに、時間はほとんど経っていないわけですからね。おかげで朝からスッキリとした気分で過ごすことができました。毎日これならいいのに。
やはり実際の経過時間よりも、体感時間が及ぼす影響の方が大きいのでしょうね。短い時間を長く感じたり、反対に長い時間を短く感じたり。そもそも「時間」って何なのでしょう。本当にそんなものは存在しているのでしょうか。どうも、インクです。
複雑なつくりの建物に入ると鬼ごっこがしたくなる
複雑なつくりの建物に入ると鬼ごっこがしたくなる
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年6月28日
子どものころに憧れていたものがあります。四角くて、片手で持つことのできるサイズで。アンテナが伸びていて、マイクとスピーカーがついていて。何だかわかりますか。携帯電話ではありませんよ。
正解は「トランシーバー」です。ずっと憧れを抱いていました。トランシーバーがあれば、鬼ごっこが何倍も楽しくなるだろうなと思っていたからです。
今で言うところの「ボイスチャット」のようなものですね。逃げながら鬼の位置を共有したり、現在の鬼がだれなのかを伝達したり。ときにはフェイクの情報を流したり。絶対におもしろいでしょう。
しかし、残念ながらトランシーバーを入手する機会がなかったので、仕方なく別の手段を考えることにしました。遠隔でメッセージを交換することができて、かつ当時の自分たちが持っているものでなければなりません。親の携帯電話を借りるわけにもいきませんし、糸電話を持ちながら走るわけにもいきません。
うんうんと悩みながらたどり着いたのが「ピクトチャット」でした。ご存知ですか。ピクトチャット。任天堂のハード機である「DS」にデフォルトで備わっているチャット機能のことです。
当時は革新的だったタッチペンとタッチパネルを用いて、手書きのメッセージを送り合うという機能です。半径30メートル以内にいると、画面に名前が表示されて、送受信が可能になります。
要するに、このピクトチャットを開いたDSを持ちながら、鬼ごっこをするというわけです。当然、鬼もおなじDSを持っているわけですから、近づくと名前が画面に表示されます。茂みに隠れてやり過ごすときなんてもうドキドキです。近くにいるということはお互いにわかっているわけですからね。
逆に言えば、離れると名前が表示されなくなるわけです。この機能だけでも戦略性がぐんと増します。ここにメッセージ機能が加わるわけですから、かけひきも生まれます。見晴らしのよいところにひとりが立ち、司令塔のような役割を果たすこともありました。
このように、限られた条件下で最大限の楽しみを生み出すという点において、子どもは本当に天才です。ブランコに乗りながら靴を飛ばしてみたり、すべり台を登って上で座っている友だちを引きずり落としてみたり。 いろいろな遊びを試した記憶があります。
そんな子どもたちの様子を見て、大人は「危ないでしょ!」とか「そうやって使うものではありません!」とか、簡単に言ってしまいます。何だかなあ。一生懸命あたまをつかって編み出した遊びを、そう簡単に奪うんじゃないよと思ってしまいます。
たしかに安全を確保してやることは、大人の役割なのかもしれません。間違ったことをしていれば正してやるのも、大人の役割だと言えるでしょう。ただその選択肢が「禁止」だけだとは限りません。そもそもを言ってしまえば、のびのびと遊ぶことができないから、現状でできる最大限のおもしろさを引き出そうと工夫しているわけですからね。
むしろ大人の知恵を絞って、より安全で、よりおもしろい遊びを提案してやるくらいでなければなりません。遊びと思考は常にセットです。遊びを奪うということは、思考を奪うということでもあるのです。
本当なら、もっと遊ばせてやりたいくらいです。もっと木登りをさせてやりたいし、もっと高いところからジャンプさせてやりたいです。障害物のたくさんあるところで走り回らせてやりたいし、学校全体でかくれんぼをさせてやりたいです。
しかし、学校の先生であるかぎり、実現させてやることはできません。怪我のリスクを背負うことができないからです。「ゲガしたらどうするの」と言われたら何も返せませんからね。なんとも窮屈な世界です。
【今後の予定】
①10月14日(水)こきけんよう Vol.14
②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7
③10月26日(土)Coming soon ...
【リスナー募集】
①10月14日(水)こきけんよう Vol.14
毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。
②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7
らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん(@megane654321)が来てくださることになりました。
珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。
こちらにおいてもツイッターのDMにて、リスナーを募集します。華の金曜日に耳だけ傾けてみませんか。あなたのご参加を心よりお待ちしております。