おはようございます。昔からメガネが好きで、今ではコンタクトの上から伊達メガネをかけています。このスタイルだと、レンズに度を入れる必要がないので、いろいろなメガネをかけることができます。
人の身体というのは不思議なもので、コンタクトをつけている時点で見えているはずなのに、その上からメガネをかけたときの方がよく見えます。くり返しになりますが、そのメガネには度が入っていません。
きっとレンズの度よりも、メガネをかけるという行為の方が大切だということなのでしょう。もちろん過去に「メガネをかけるとよく見えるようになる」という経験を積んでいるからなのでしょうけどね。
そう考えると、習慣がもたらす効果はやはり絶大ですね。身体機能を騙すことなんて意外と簡単なのかもしれません。どうも、インクです。
寂しいと叫ぶには僕はあまりにくだらない
寂しいと叫ぶには僕はあまりにくだらない
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年1月19日
人はひとりずつ、全員がちがいます。これに関しては、誰もが「うん」と頷くでしょう。それにも関わらず、人は人とおなじであることを求めます。
なぜなら、ひとりだと不安だからです。孤独だと寂しいからです。だから、みんなと同じであることを求めます。「みんな」の正体もよくわからずに。
ところが、そんな「みんな」の中に入ってみると、やっぱりちがうということに気づかされます。付き合いが深くなればなるほど、ちがいは明確になっていきます。「おなじ」を求めて「みんな」で集まっていたのに「ちがい」が顕著になっていくのです。
だから争いが生まれます。「おなじ」を求めているからこそ「ちがい」に腹を立てるのです。「どうしてお前は俺とちがうんだ」と、こう言うわけです。
ところが、誰かが「ちがいを認めよう!」と言いはじめると、それはそれでおかしくなります。その人の言う「ちがい」には「おなじを望む人」が含まれていないからです。要するに「みんながちがいを認める」という「おなじ」を望んでいることになるのです。
なんだかことば遊びみたいになってしまいましたね。伝わっているでしょうか。結局は「ちがいを認めさせたい派」と「おなじを望む派」で争いが起こるわけです。両者は同時に成立しえませんからね。
そう考えると、争いを避ける方法はひとつしかありません。「みんなちがって、どうでもいい」になることです。関心がなくなれば、争いもなくなるのです。
差別をなくす方法も、いじめをなくす方法も結局は同じです。他者への関心さえなくなれば、すべては解決するのです。戦争だって同じです。愛があるから戦争が起こります。戦争をなくしたければ、愛をなくせばよいのです。と、タモリさんが言っていました。
しかし、人に感情がある限り、関心を完全になくすことなんてできません。だからこそ、人々は「関心をどこに向けるか」を突き詰めるしかないのです。
どうすれば他者に振り回されずに生きられるのか。どうすれば他者の言動に一喜一憂せずに済むのか。言い換えるのなら「どうすれば自分の意思で自分の価値を決められるか」ということでもあります。
何ごとも、ゼロにしようとするから難しくなってしまいます。なくそうとするのではなく、どこに向けるかを選ぶのです。クラスなんてまさにです。子どもたちのエネルギーが0になることなんてありません。だからこそ先生が、そのエネルギーの行き場を示してやることが重要になってくるわけです。
まずは、自分の関心の行き場を確保すること。次に大切な人の関心の行き場をつくり出すこと。そして、あとはその数をすこしずつでも増やしていくこと。みんなちがって、どうでもいい。寂しいと叫ぶには僕はあまりにくだらない。
【今後の予定】
①10月14日(水)こきけんよう Vol.14
②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7
③10月26日(土)キャリアアドバイザーと青年求職家が「仕事」と「教育」について語る会
【リスナー募集】
①10月14日(水)こきけんよう Vol.14
毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。
②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7
らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん(@megane654321)が来てくださることになりました。
珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。
こちらにおいてもツイッターのDMにて、リスナーを募集します。華の金曜日に耳だけ傾けてみませんか。あなたのご参加を心よりお待ちしております。
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