おはようございます。人はどうして脚を組むのでしょうか。筆者も受験生のころにくせがついてしまい、今も脚を組みながらこの文章を書いています。
ときどきねじれるように脚を組んでいる人を見かけませんか。なんと言えばよいのでしょう。1回組んで、そこからさらにもう1周しているような人です。
伝わっていますかね。片方の脚にもう一方の脚が巻きついているような、あの組み方です。実際のところはわかりませんが、女性に多いような気がします。
むしろ男性であの組み方をしている人は見たことがないかもしれません。ちなみに筆者は、そもそもできませんでした。身体の柔らかさの問題でしょうか。それとも脚が短いのでしょうか。どうも、インクです。
心なんて一生不安さ
心なんて一生不安さ
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年8月25日
忘れものをしたときに、この世の終わりであるかのような顔をして報告しにくる子どもがいます。
こちらからすれば、ノートの1冊や2冊を忘れたところで何てことはないのですが、当人からすればとても大きなことなのでしょう。
そんな子どもに対しては、できるだけ小さなリアクションをとるようにしています。大人が大きなリアクションをとってしまうと、そのできごとがより深刻なものになってしまいますからね。
もちろん、忘れものをしてもよいというわけではありません。忘れてしまったとしても、何とかなるから大丈夫だという話です。何ならこちらも忘れものくらい想定しています。大したことではありません。
「不安」には、これらのギャップがつきものなのでしょう。大抵のことはただの考えすぎであり、現実は意外とあっさりしているものなのです。
しかし「不安」を抱えている人に「考えすぎだよ」と言っても仕方がありません。そんな声が届かないくらいにあらゆるパターンを想像していますからね。
「考えるな」と言われてすぐに止められるものではないのです。そもそもを言ってしまえば「不安」を抱えている人たちは「不安」を望んでいます。
なんだかとても辛辣なことを言うようですが「不安」でいれば、自分ができないことへの理由になるわけです。防衛本能と言ってもよいのかもしれません。
不安だからやめておこう。不安だから今度にしよう。こうして、自分自身を納得させて、目の前の機会を逃したという事実から目を背けているのです。
パラドックスが発生しますが、言わば「不安」という名の「安心」です。「不安」という鎧をまとって、見えない敵から身を守っているのです。実は気がついていないだけで「不安」のように、自分を守るための言動は案外たくさんあるのかもしれません。
たとえその言動に明確だと思われる理由があろうとも、根っこをたどっていけば自己防衛にたどり着くことも多いわけです。べつに自分を守ることをわるく言うつもりはありません。自分の身は自分で守るべきですからね。生命維持活動です。
ただ、それが無意識のうちに行われるというのが、なかなかにおそろしいなと思うのです。しかも、一般的に「不安」は、解消するべきものだと思われています。「不安」という名の「安心」を捨てるために、一生懸命頭を悩ませているのです。
だからこそ「不安なんだ」という相談には「そうなんだ」でよいのではないかと思っています。どうにかこうにか、その「不安」を消してやろうだなんて思う必要はありません。相手が「不安」に思っているということをただただ知ってやる。それだけで、随分とちがうのではないでしょうか。
さらに言えば、どうせ他者の「不安」なんてわかりません。わかるとしたら「ここまでにめちゃくちゃ考えてきたんだろうな」ということくらいです。
もちろん逆も然りです。自分の「不安」を本当の意味でわかってもらうこともできません。ただ、相手に知ってもらえてさえいたら、その場の過ごしやすさもすこしは変わってくるはずです。
どうやってなくすかではなく、どうやって付き合っていくかです。心なんて一生不安さ。そんな不安を手懐けよう。
【今後の予定】
①10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7
②10月14日(水)こきけんよう Vol.15
③10月26日(土)キャリアアドバイザーと青年求職家が「仕事」と「教育」について語る会
【リスナー募集】
①10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7
らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん(@megane654321)が来てくださることになりました。
珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。
こちらにおいてもツイッターのDMにて、リスナーを募集します。華の金曜日に耳だけ傾けてみませんか。あなたのご参加を心よりお待ちしております。
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