おはようございます。生活をしている中で「あ、これを明日の記事に書こう」と思うことがあります。しかし、実際にこうして書きはじめると、何を書くつもりだったのかがまったく思い出せません。
「書こうと思うできごとがあった」という事実だけは覚えています。しかし、その内容がまったく思い出せません。文面まで考えていたんですけどね。
ちなみに今日も何かを書こうと思っていました。この冒頭部分で何かを書こうと思っていたのです。まあ、思い出せないものはどうしようもありません。
きっと、それほど大切なことではなかったのでしょう。何なら書くべきことではなかったのかもしれません。忘れてよかった。どうも、インクです。
報連相はされる側ががんばらないといけない
報連相はされる側ががんばらないといけない
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年9月12日
うちの自治体には、再任用の先生が、サポートとして順番に各クラスの授業に入ってくださるという制度があります。困っている子のそばについていただいたり、丸つけの一部をお願いしたりするわけです。
ただし、人と人なわけですから、合う合わないが出てきます。1年目のときなんて、その再任用の先生と隣のクラスの主任がとことん合わなくて大変でした。
言ってしまえば、自分のクラスに「来ていただいている」わけなので、前提に「ありがとうございます」があるんですよね。しかも、退職以降ひさしぶりに子どもたちと触れ合えるということで、ブンブン腕を回しながらやって来ます。「若手が授業を乗っ取られた」なんていう話もよく耳にします。
本当にしんどくなったときには管理職に相談することになるわけですが、大抵の管理職は決まってこんなことを言いはじめます。「〇〇先生は経験も豊富だからいい勉強になると思うよ。絶対にあなたのためになるからいろいろと教えてもらいなさい」と。
もうこの時点で、管理職との関係はおしまいです。二度と相談することはないでしょう。もちろん「自分よりも歳上の先生をわるく言うわけにはいかない」という気持もわかりますよ。
でも、そんな先生との関係がしんどいと相談しにきている人間が目の前にいるのです。その上で、あちらの先生の味方につかれてしまっては、相談しにきた意味がありません。敵がひとり増えただけです。
やはり「相談」というものは、終わったときに「相談してよかった」と思っていなければ、2度目なんてありません。まるで義務であるかのように「報連相をしなさい」と言いますが、本当にがんばらなければならないのは、相談される側なのではないでしょうか
すくなからずあなたに期待をして、助けてくれるんじゃないかと思って、勇気を出して来てくれているわけです。そんな相手に今以上の負荷をかけて、その上で「なんでも相談してね」と言うのはもはや詐欺だと言えるでしょう。
この「なんでも相談してね」詐欺があまりにも横行しすぎています。こう言っておけば、いざというときに「相談してって言ったでしょ」と言えるわけです。結局は自分を守るための保険です。相談をしてこなかった相手のせいにしたいのです。
しかも、これがまかり通ってしまうんですよ。「どうして相談しなかったんだ」とまわりからも責め立てられるわけですよ。そんなもの「あなたに相談しても何もいいことがないから」に決まっているではありませんか。
この問題は、本当に深刻だと思っています。かなり闇深い問題です。必要なのは「相談」ではありません。「相談できる関係性」です。「〇〇先生は経験も豊富だからいい勉強になると思うよ。絶対にあなたのためになるからいろいろと教えてもらいなさい」と答えた管理職だって、きっと「相談できる関係性」をつくろうとがんばっているのでしょうが、残念ながら、そのやり方は間違っています。
難しく考える必要はありません。大切なのは「味方になること」と「秘匿性を担保すること」のふたつです。もういちど言います。大切なのは「味方になること」と「秘匿性を担保すること」のふたつです。
このふたつを大切にできる「相談される側」の人が増えたら、間違いなく、追い詰められる人は減っていくと思っています。問題から生じるストレスの原因は、問題そのものにあると思われがちですが、実はその先で発生する人間関係がそのストレスを悪化させているということを忘れてはなりません。
【今後の予定】
①9月30日(水)こきけんよう Vol.12
②10月17日(土)Coming soon ...
③10月26日(土)Coming soon ...
【リスナー募集】
①9月30日(水)こきけんよう Vol.12
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