おはようございます。学校の先生にとってスニーカーは消耗品です。1学期に1足のペースで潰れていきます。だからといって、なんでもいいのかと言われれば、そういうわけでもありません。靴はモチベーションに大きく影響しますからね。安さだけで決めていては、なんのやる気にも繋がりません。しかし、本当にお気に入りのものを履いて行ってしまうと、すぐに汚れたり潰れたりしまいます。だから難しいのです。気に入らないものを選ぶわけにはいきません。逆に気に入りすぎてもいけません。汚れてもいい。潰れてもいい。でもモチベーションは上がる。そんな靴を探さなければならないのです。これまで長い間、そんな靴を探しながら妥協をくり返していたのですが、ようやくちょうどいいスニーカーをみつけることができました。当分はこのブランドのスニーカーにお世話になろうと思います。どうも、インクです。
そもそもツイッターで誰かに何かを伝えようってのが間違いなんだ
そもそもツイッターで誰かに何かを伝えようってのが間違いなんだ
— INK@小学校の先生 (@firesign_ink) 2020年1月26日
みなさんはどんなときにツイッターを見ていますか。どんな気もちで見ていますか。きっとほとんどの人が、暇なときにテキトーな気もちで見ているのではないでしょうか。よほど時間を持て余しているか、よほどフォロー数を制限しているかでない限り、タイムラインのツイートをすべて読んでいる人はほとんどいないと思います。
タイムラインをスワイプし、おもしろそうなツイートや好きな人のツイートをみつけると、そこで立ち止まってじっくりと読みます。そのままアイコンをタップして、その人の過去のツイートを見に行くこともあるでしょう。中にはその人のふぁぼ欄まで見に行く人もいるそうです。
逆に言えば、それ以外のツイートは読まれることもなく、有象無象のひとつとしてタイムラインの奥底へと流されていきます。それでもあなたのツイートが誰かに読まれていると言い切ることができますか。せいぜい読まれていたとしてもフォロワーの1/10くらいではないでしょうか。いや、もっと少ないのかもしれません。
140字しかないから
伝えたいことが伝わらない
こんなことを言っている人をときどき見かけますが、むしろ「文字数さえあれば伝わる」と思い込んでいること自体が間違いです。こんなことを言っている人は、200字あっても300字あっても結局は一緒です。
「いやいや、ブログではちゃんと伝わっているよ」という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、それはブログだからです。今はツイッターの話です。ツイッターにおいて言うならば、伝えたいことが伝わっているかどうか以前に、ちゃんと読んでもらえているかどうかです。前述したとおり、ほとんどのツイートは誰にも読まれることなく流れていきます。要するにツイッターなんて、誰にも読まれていないことを前提として発信するべきものなのです。
そんなツイッターで、何かを一生懸命伝えようと熱弁している人をときどき見かけますが、自分のツイートが読まれていると思い込んでしまっている典型的なパターンです。きっとそういう人は、ある程度のフォロワーがいて、ツイートをすればある程度の反応が返ってくる人なのでしょう。そんな反応を求めて一生懸命語っているのです。
書き手と読み手の熱量が
かけ離れているメディア
では仮に読んでくれている人がいるとして、その人はいつどんな気もちであなたのツイートを読んでくれていると思いますか。そうです。ひまなときにテキトーな気もちで読んでいます。きっと9割以上の人が、寝転がって鼻をほじりながら読んでいます。
そんな相手に、一生懸命熱く語っているわけです。そりゃあ伝わるはずがありません。文字数なんて関係ありません。書き手と読み手の熱量が、あまりにもかけ離れているのです。だから、そもそもツイッターで何かを伝えようってのが間違いです。あなたのことばに、その人の目を止め、鼻をほじる手を下ろさせるほどの力はありません。
きっとテレビ番組をつくる人たちはこれを強く意識しています。視聴者はまさにお茶の間で寝転がりながらテレビを観ていますからね。どれだけ番組側が真剣なメッセージを伝えたくても、視聴者の鑑賞態度までを変えることはできません。だからこそニュース番組などは、ひとつひとつのトピックを短くまとめて放送したり、わんちゃんやねこちゃんのコーナーをはさんでみたり、地方で人気のあるグルメを紹介してみたりと、様々な工夫を凝らしているのです。
伝わらない伝わらないと嘆いている人には、この感覚が欠けています。読んでいる人の姿が十分に想像できていないのです。文字数の問題でも、文章力の問題でもありません。書き手と読み手の熱量格差の問題です。本当にツイッターで何かを伝えたいのなら、読み手と同じように鼻をほじりながらツイートするべきです。そうすれば少しくらいは伝わるかもしれません。ちなみに筆者はふだん、読み手のみなさんと同じように、左手で鼻をほじって右手でお尻を掻きながらツイートしています。
ご存知の通り、ツイッターは歴史をもたないメディアです。私たちがユーザー第1世代と言っても過言ではありません。過去に踏襲するデータが存在しない分、いろいろと実験しながら試行錯誤するべきです。字数制限に文句を言ったり、読み手の読解力せいにしたりしても仕方がありません。伝えたいことがあるのならどのように伝えればいいのか。そのためにツイッターをどう利用すれば効果的なのか。そんなことを考えながら日々のツイートができたらいいのかもしれません。