ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【土】バカに対して本気で怒っている人もまたバカなのです

 

 おはようございます。「ひっかけ問題です!8かける2は?」と昨日子どもに言われました。みなさんは答えがわかりますか。正解は「刺されて痛い」だそうです。さすが小学生ですね。少しでも考えた自分がバカでした。どうも、インクです。

 

バカに対して本気で怒っている人もまたバカなのです

  ツイッターのあるあるを言いたい〜。あるあるを言いたい〜ツイッターの〜。ツイッターを覗いているときによく見かける〜あるあるを言いたい〜。ツ、ツ、ツイッターの〜あるあるを言いたい〜。ツイッターの〜あるあるを今から言うよ〜。

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 ツイッターランドを覗いていると、一生懸命怒っている人をよく見かけます。もちろんリアルの世界で起こったことに対しての愚痴をこぼしているツイートも多いのですが、どちらかと言えばタイムライン上でのできごとにたいして怒っているツイートが目立つような気がします。基本的に流れはすべて同じです。

 

 ① 挑発的なリプが送られる

 ② 引用リツイートでそのリプを晒す

 ③ その人の仲間がわらわらと集まって擁護する

 ④ ツイ消しをする

 

 いかがでしょう。ツイッターあるあるですよね。この流れを何度見たことか。あまりにも見すぎたので、筆者のタイムラインではこの類のツイートがすべて赤色で表示されるようになりました。すごいですね、AIの技術の進歩は。ツイートの内容までをも識別できるようになったそうです。おかげで怒っている人をすぐにみつけられるようになりました。

 実際のツイートを例に挙げながら話せたらわかりやすいのですが、さすがに角が立ちまくるのでやめておきますね。先に言っておきますが、これから書くことはあなたのことではありません。あなたのことでも、あなたのことでもありません。自分のことが書かれているだなんて、自意識過剰ですので勘弁してください。それでは順番に見ていきましょう。

 

 

① 挑発的なリプが送られる

 こればかりはどうしようもありません。本当に嫌なのであれば、あなたがツイッターから離れるべきです。ここで気をつけなければならないのが、そのリプがどのような意図で送られているのかを十分に読み取る必要があるということです。もしかすると相手は、ひとつの「批判的な意見」として議論を広げていこうとしているのかもしれません。もしくは、反応を伺ってこちらの技量を推し量ろうとしているのかもしてません。はたまた、パフォーマンスとしてプロレスを仕掛けてきているのかもしれません。

 ツイッターランドでは、「批難」と「批判」がごちゃ混ぜになって、すべてが「アンチコメント」としてひとくくりにされることが多いです。相手の意図を汲み取った上で、コメントを返していかなければ、こちらの器の小ささを露呈するだけになってしまいます。そんなパターンが非常に多いような気がするので、ランドの住民はよく気をつけた方がいいのかもしれません。

 

 

② 引用リツイートでそのリプを晒す

 「この人ひまなのかな?」とか「この人よっぽどオレのことが好きなんだな」とか。この類のコメントをぶら下げて、引用リツイートをする人がとても多いです。正直とてもカッコ悪い。一度とられたマウントを必死で取り返そうとしている感じが伝わってきて少し引いてしまいます。仮にこれを冗談で言っているのならなおさらです。冗談の美学がまったく感じられません。結局は「ワタシは別に余裕ですけど」というアピールでマウントを取りたいだけなのだろうなと思ってしまいます。

 通常のコメントに対する反応でもそうなのですが、挑発的なリプライに対する反応には、その何倍も「その人の度量」が表れやすいと思っています。一生懸命怒っている人はとてもカッコ悪いです。しかもそんな姿を、わざわざ引用リツイートという形でフォロワーの全員に晒しているわけです。一時の感情に身を任せて、自身の器の小ささを露呈してしまっているのです。

taishiowawa.hatenablog.com

 

 

③ その人の仲間がわらわらと集まって擁護する

 どうして上記のような恥ずかしい姿を自ら晒してしまうのかと言うと、自分のことを擁護してくれる甘い仲間たちがいるからです。自分が一生懸命怒っていると、筆者のように斜に構えた冷たい目で見るのではなく、一生懸命味方についてくれる人たちがいるのです。「あなたの頑張りを知らないくせにね」とか「全然的を射ていないよね」とか。ついには、自分の代わりに相手に攻撃を加える人さえ出てくるかもしれません。

 こうして大勢の仲間で徒党を組んで、多数対ひとりの構図をつくり、挑発的なリプを送ってきた人を追い払うという流れです。きっとどちらかと言えば、「この人たちに噛み付いても話にならない」と諦めさせるといったところでしょうか。

 このやり方は、あくまでも作戦としてなら有効かもしれませんが、本気で怒って、本気で「追い返したぜ!ヤッター!」と思っているのなら少し気をつけた方がいいのかもしれません。これをあまりにもくり返してしまうと「自分がまわりの人(敵でも味方でもない人)からどのように見えているのか」という視点を失ってしまいます。味方がいる心地のよい空間に甘んじてしまうと、メタ的な視点の基準がブレてきてしまうのです。「天狗になる」と呼ばれる現象はまさにここから生まれてきます。

 

 

④ ツイ消しをする

 一連の流れが終了し、冷静になって自分のツイートを見返したときにはじめて、自分の愚かさに気がつきます。そこから一生懸命ツイートを消すわけですが、結局この行為も逆効果になることがよくあります。「うわ、アイツ消したな」となるわけです。

 要するに、消そうが消すまいが、もうこの時点では手遅れです。どんな手段をつかおうが、初手を間違えた時点で、あなたの株はすでに下がっているのです。そこから先はいかにマイナス幅を小さくするかしかありません。

 「そんな醜態でさえオレはみんなにオープンにしていくんだ!」と言うのならそれはそれで、もちろんその人の自由だと思います。それを「かわいらしさ」として捉えてくれる大人たちもいるかもしれませんしね。ただし逆に言えば、そのせいで離れていく人たちもたくさんいるとは思います。特に、頭のいい人たちは危険を察知する能力が高いので、自分が巻き込まれる前にスッと離れていくことでしょう。

 自分がこれからどこに向かっていきたいのか。どんな人にまわりにいてほしいのか。それによって手段は変わってくるかと思います。所詮ツイッター、されどツイッターツイッターを笑う者はツイッターに泣く。今一度、自分のツイートのあり方を振り返ってみてもいいのかもしれません。

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