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【木】子どもたちの作文を読んでいてやっぱりおもしろいのは正直な文章

 

 おはようございます。最近引用リツイートでコメントをくださる方が多くて、単純に嬉しく思っています。ありがとうございます。もちろんアクセス数を見れば、人が来てくださっていることは分かるのですが、やっぱりコメントをいただけると「ちゃんと読んでくれている人がいるんだなあ」と改めて実感が湧いてきます。

 「読みたいことを書けばいい」のもと更新していますので、決して誰かに向けて書いているつもりはないのですが、やはりコメントをいただけるのは嬉しいものです。コメントをいただくために書いているわけではないのですが、やはりコメントをいただけるのは嬉しいものです。コメントが1件もなくともきっと書き続けると思いますが、やはりコメントをいただけるのは嬉しいものです。しつこい人は嫌われてしまうので、このへんで止めておくことにします。ごめんなさい。どうも、インクです。

 

子どもたちの作文を読んでいてやっぱりおもしろいのは正直な文章

  子どものころ、作文が嫌いだった人はたくさんいるのではないでしょうか。何を書けばいいのか分からない。書きたいことが思いつかない。思いついても上手に書けない。せっかく書けたと思ったら赤ペンで訂正される。こんなものやってられるか!と思っても当然ですよね。

 学校の先生は、クラス全員分のそんな作文を読まなければなりません。子どもたちには申し訳ないけれど、読む側もまったくおもしろくありません。書きたいとも思っていないのに、無理やり書かされた文章です。思ってもいない、それらしいことがつらつらと書かれた文章です。子どもの書く力うんぬん以前に、おもしろいはずがないのです

 

1.正直な文章はおもしろい

 前述のとおり、子どもたちの文章がつまらないと、最終的に苦しむのは先生です。それが分かっているので、うちのクラスでは何としてでもおもしろい文章を書かせようと努めます。そのために声を大にして言っているのが「正直に書きなさい」ということです。よい子のフリをする必要はない。楽しくなかったのなら楽しくなかったと書きなさい。と、そう伝えています。

 朝会の校長先生の話が長いと思ったのなら「校長先生の話が長い」と書けばいいのです。先生のギャグがすべっているのなら「先生のギャグはすべっている」と書けばいいのです。作文を書きたくないのなら「作文を書きたくない」と書けばいいのです。このような負の感情からスタートすると、文章はみるみるうちにおもしろくなります。

 「校長先生の話はいつもためなるので、とてもありがたいです」という作文と「校長先生の話はいつも長いので、あくびがでそうになります」という作文とでは、どちらの方が読んでみたいと思いますか。もしかすると意見が分かれるところなのかもしれませんが、個人的には圧倒的に後者の作文を読んでみたいと思います。

 ここまでの話は、決して「否定的な内容で書くこと」を勧めているわけではありません。肯定的な内容であれ、否定的な内容であれ、「正直な文章」がおもしろいということです。まずは正直に書かせること。これがすべてのスタートです。 

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2.正直な文章から離れてしまう原因

 正直な文章から離れてしまう一番の原因は「楽しかった」ということばだと思っています。作文において「楽しかった」ということばは、究極の便利アイテムです。子どもたちは、なんでもかんでもとにかく「楽しかったです」と書いておけばいいと思っています。「嬉しかった」や「おもしろかった」も同類です。思考停止につながることばたちです。

 そんなことばをみつけると、学校の先生はよく「どう楽しかったの?もっと詳しく書きなさい」と言いいます。しかし、それは不可能です。詳しく書くことなんてできません。なぜなら子どもたちは、便利だという理由でこのことばをつかっているにすぎないからです。冷静に考えてみると「楽しい」って、あまりにも漠然としたことばだと思いませんか。これまで「楽しい」ということばに頼りきってしまっていたからこそ、自分の感情を表現することばのバリエーションを、子どもたちはもっていないのです。

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3.NGワード

 だからこそ、作文を書くときは「楽しい」「嬉しい」「おもしろい」ということばをNGワードに設定します。そもそもつかってはいけないとなると、自ずと他のことばをさがし始めるようになります。それは「心が踊るような思いをしました」かもしれませんし、「思わず飛び跳ねたくなりました」かもしれません。同じ気持ちを表した表現でも、ことばの選び方次第で伝わり方が大きく異なるのは、もうお分かりいただけたかと思います。詩歌を書かせるときにも、上の三つに加えて「きれい」や「冬」ということばをNGワードに追加すれば、さらにおもしろくなると思います。ぜひ試してみてください。

 と、まるで自分の考えであるかのように話しましたが、この「NGワード」を設けるやり方は、弊ブログに名前が度々登場する「ぬまっち」こと沼田晶弘先生が実践されているものです。はじめて沼田先生の著書を読んだときには、あまりにも納得できて、思わず笑ってしまいました。ツイッターのリンクに加えて、このページの最後に書籍のリンクも貼っておきますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

twitter.com

 

 

 本当なら子どもたちが書いた実際の作文を、そのままここに貼り付けたいのですが、個人情報の問題もあり、なかなかそういうわけにもいきません。4月に書いた作文と比べると随分とおもしろい文章が書けるようになったんですよ。おかげで、読んでるこちらも楽しく読むことができるようになりました。

 途中にも書きましたが、子どもたちの作文がおもしろくないと、結局最後に苦しむのは先生です。「子どものため」だなんて言わずに、まずは自分のために「おもしろい文章」を書かせる努力をしてみてもいいのかもしれません。