ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【木】教育実習よりツイッターの方がリアル

 

 おはようございます。最近ヨーグルトにはまっています。特にフルーツ入りのやつです。ひとりぐらしをしていると、なかなか「フルーツを切って食べよう!」とは思わないんですよね。それに、フルーツって基本手が汚れます。ぶどうなんて最悪ですね。一度食べ始めると他のことができなくなります。味はおいしいのに。

 ぶどう農家さんにもぶどうそのものにも罪はありません。だれも悪くありません。だからこそ、フルーツ入りヨーグルトは非常にありがたい。ありがとう、ヨーグルト。ヨーグルト万歳。どうも、インクです。

 

教育実習よりもツイッターの方がリアル

 学校の先生は全員、学生のころに教育実習を経験しています。これは先生でない方もよくご存知だと思います。自分が子どものころに来ていた記憶はあるけれど、顔や名前はまったく思い出せないという人がほとんどなのではないでしょうか。  

 もちろん自分も大学生のころに教育実習に行きました。ずっと先生になりたかったので、とても楽しみにしていました。担当してくださった先生が、はじめに「やった方がいいかなと思ったことは全部やったらいいよ。間違ってたら後で言うから」と言ってくださり、とてものびのびとやらせていただきました。

 そのおかげで、4週間楽しく過ごすことができたのですが、終わってみて思ったことは「これが本当に先生の仕事か?」ということでした。もちろん、お試し期間のようなものですので、先生という仕事のすべてではないことくらい初めから分かっていましたが、先生という仕事の肝心な部分を何も経験できていないような気がしたのです。

 実習生が入るクラスは、4月からの学級経営ですでに整えられたクラスです。実習生が保護者と連絡を取り合うこともありませんし、職員室で事務仕事に追われることもありません。電話に出ることもなければ、行事予定を立てることもありません。子どもたちと全力で遊び、任された授業を一生懸命行うくらいです。もちろんここがもっとも大切なことは分かっています。ここをないがしろにしたつもりも、軽視したつもりもありません。それでもやはり、そんな大切なことの裏には膨大な仕事が見え隠れしていたのです。

  そんな仕事に触れることなく、子どもたちとの信頼関係を築くことに全力を注げるだなんて、なんて素敵な時間なのだろうと思いました。言ってしまえば、教育実習は先生という仕事のいいとこどりでしかありません。本当に大変な部分は何も知らなくてもいいのです。だからこそ、本当に「先生」という未来を見据えるためには不完全な材料にしかなりませんでした。

 そんな不完全な材料を抱えて先生になり、なんとかその場でやりくりしているのが現状です。もちろんある程度のことは、現場で経験する中で覚えていけばいいと思うのですが、それよりも前にもっとたくさんのことを知っておきたかったなというのが本音です。なんだか、教えてくれなかった人が悪いんだというような言い方をしてしまいましたが、結局は知る努力をしていなかっただけなのだろうなと思います。

 そんな思いをしてきた先輩として、今の大学生に伝えたいことは「先生のツイッターアカウントをフォローしよう」ということです。自分が先生たちのアカウントをフォローするようになったのは、先生になってからでした。そこでいろんな情報に触れる中で、一番に思ったことが「大学生のころに知りたかった」でした。やはり匿名なだけあって、ツイッターに書かれる意見はリアルです。なんなら教育実習よりもリアルです。

 もちろんツイッターにはツイッターの注意事項もありますが、得られる情報はどんどん仕入れておくべきだと思います。よく4月から先生になるという大学生が「今のうちにやっておくべきことはなんですか?」と質問していますが、自分なら間違いなく「先生のツイッターアカウントをフォローしよう」と答えると思います。というわけで、この記事を読んでくださっているみなさん、ぜひ先生のアカウントをフォローしていってください。

 

 

 ちなみにもう少し教育実習の話をすると、やはり担当してくれる先生との相性で大きく変わってきます。先ほど書いた通り、本当にのびのびとやらせてくださる先生だったのでよかったですが、中には辛そうな友だちもいました。もちろん実習に行ってみて「先生にならない」という道を選ぶこともアリだと思いますが、たまたま行ったその学校がすべてではないということだけは分かっておいてほしいなと思います。もちろんいい経験ができた人も同じです。どの学校でも同じようにうまくいくとは限りません。

 やはり学校は、先生どうしの関係でつくりあげられ、それが子どもたちにも反映されていくのです。職員室の居心地がよくない学校は、きっと子どもたちもしんどいのだろうなと思います。みんな大人なんだからさ。上手にやろうよ。