ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【日】決して特殊な家庭の物語ではない

 

 おはようございます。突然ですが、ミッフィーの顔にある「 × 」が、鼻と口だということはご存知ですか。「 ∨ 」が鼻で、「 ∧ 」が口にあたります。

 また、日本語版の絵本では「うさこちゃん」と呼ばれていることもご存知でしょうか。さらに言えば、そのうさこちゃんには万引き歴があるということもご存知でしょうか。あんなにかわいい見た目をしながら、実はなかなかのやり手なのです。

 そのお話は「うさこちゃんときゃらめる」という絵本に描かれています。もちろん万引きをしたのは「きゃらめる」です。思わずきゃらめるをポケットに入れてしまった日の晩にうさこちゃんは罪悪感に苛まれ、翌日にお母さんと謝りに行くというお話です。

 シンプルな絵と短いテキストで道徳性を説いたきわめてよくできた物語なのですが、謝りに行く場面で思わず笑わされてしまいます。まだ読んだことがなければ、ぜひ読んでみてください。どうも、インクです。

 

決して特殊な家庭の物語ではない

 もともと未熟児として生まれ病弱だったちひろのために、両親はあらゆる療法を試した。しかし何をやっても効果はなく、そんな時に「金星のめぐみ」という“水”の存在を知る。特別な生命力を宿したというその水はちひろの症状をみるみる改善させるが、それを機に両親は“あやしい宗教”に心酔し、自分たちもその水を浸したタオルを頭に載せて暮らすようになる。嫌気がさした姉のまーちゃんは家を出たきり戻って来ない。それでもちひろは両親が大好きだし、家はどんどん貧しくなるが幸せに暮らしている。中学3年生になったちひろは新任のイケメン先生に恋をした。高校受験を控えた中学最後の一年。少しずつ揺らぎ始める自分とちひろは闘い始める。家族とわたし。わたしと未来。広大な星の下で少女の信じる力が試される。 (映画『星の子』パンフレットより)

 昨日、大森立嗣監督の『星の子』という映画を観てきました。原作は今村夏子さんの小説です。

 映画のレビューのような記事はあまり書かないようにしてきたのですが、この作品はあまりにも自分自身が考えてきたことと重なるところが多かったので、すこしだけ書いてみようと思います。

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 今日の記事のタイトルにもあるように、観終わったときにまず思ったのは「決して特殊な家庭の物語ではない」ということでした。はじめに引用したあらすじを読んでいただければわかるとおり“あやしい宗教”に心酔している家族のくらしが中心に描かれています。

 まわりの登場人物たちも、そんな家族のことを不審な目で見つめます。たしかに側から見れば「特殊」に見えるのかもしれません。しかし、そんな家族が当人たちからすれば「ふつう」なのです。

 たまたま、この家族が「宗教を信じていた」というだけで、どこの家族も大抵「特殊」なのではないでしょうか。自分の家族だって、それが「ふつう」だと思い込んでいるだけで、結局は「特殊」のうちのひとつなのではないでしょうか。

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 芦田愛菜さんが演じる「ちひろ」のまわりの友人たちは、比較的その「特殊」に理解を示してくれる人物として描かれています。一方で、岡田将生さんが演じる「南先生」は、その「特殊」に対して、さらりと「完全に狂っている」と言ってのけます。

 あまり話すぎるとネタバレになってしまうので、このあたりで止めておきますが、そんな「特殊」と「家族への愛」との間で、ちひろは揺れ動くことになるのです。ひとことで言うなら「愛する人が信じているものを信じることができるのか」という話です。

taishiowawa.hatenablog.com

 はるか昔に「信じる」ということについて、こんな記事を書きました。何を信じるか、それだけですよ。“水”に特別な力が宿っていると信じるか、水道水とおなじだと信じるか。ただそれだけの違いです。

 そこには優劣なんてないはずなのに「あなたは騙されているんだ」と一生懸命訴えかけようとするわけです。あなたのためだと言わんばかりに。

 もし身のまわりの人が、ちひろの家族のように“あやしい宗教”に引き寄せられていったら、あなたはなんと声をかけますか。もしくは、声をかけないでしょうか。また、そんな家族のもとに生まれた子どもを可哀想だと思うでしょうか。心配になるでしょうか。

taishiowawa.hatenablog.com

 「家族」についても、このような記事を書いたことがありました。家族の数だけ家族の形があるはずなのに「家族は大切なもの」だと思っていないと気が済まない人がたくさんいるという内容です。

 要するに、無意識のうちに信じてしまうのではなく「信じる道を自分で選べる」ということが大切になってきます。ただし、そんな「選ぶ」という行為もまた、もうひとまわり大きな「信じる」の中で行われているんですけどね。何かを信じているからこそ、はじめて「選ぶ」ことができるのです。

 そして、その「選ぶ」根拠になっている「信じる」自体が、無意識のうちに信じてしまっているものである可能性も充分にあるわけです。

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 黒木華さんが演じる宗教団体員の「昇子さん」のセリフに次のようなものがあります。

「あなたがここにいるのは自分の意思とは関係ないのよ」

 「選ぶ」と「信じる」の関係性について考えたあとに、改めてこのセリフを思い出すと、また違った意味合いが見えてきますね。もしかすると、選んでいるつもりになっているだけで、本当は自分の意思なんて関係ないのかもしれません。 

 改めて「信じる」って何なのでしょう。いま信じていると思っているものは、本当に自分の意思で選んだものなのでしょうか。そもそも、信じるものを選ぶことなんてできるのでしょうか。 

 と、こんなことを考えさせられるとてもよい映画でした。人物を映し出すカメラワークも、場面転換時の物撮りも、とても印象にのこっています。上映されたばかりですので、まだ観ていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ映画館に足を運んでみてください。

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星の子 (朝日文庫)

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【今後の予定】

①10月14日(水)こきけんよう Vol.14

②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

③10月26日(土)Coming soon ...

 

【リスナー募集】

①10月14日(水)こきけんよう Vol.14

  毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。 

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②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

 らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん@megane654321が来てくださることになりました。

 珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。

 こちらにおいてもツイッターのDMにて、リスナーを募集します。華の金曜日に耳だけ傾けてみませんか。あなたのご参加を心よりお待ちしております。 

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【土】謙虚さを盾にはじめから下手で入るのってちょっとズルい

 

 おはようございます。気温がグッと下がったおかげで、ライトアウターが着れるようになりました。うつつを抜かしていると、すぐにコートやダウンの季節がやってきてしまいますからね。ライトアウターを着れるうちに着ておかなければなりません。

 アウター類のややこしい点として、どうしてもコートやダウンよりもライトアウターの着数が多くなってしまうということが挙げられます。コートやダウンはそんなにたくさん買えませんからね。

 要するに、ライトアウターは、着れる季節が短いわりに着数は多くなるというわけです。そんなものは人によるだろと思ったでしょう。ぜひクローゼットを開けて確認してみてください。絶対にライトアウターの方が多いですから。どうも、インクです。

 

謙虚さを盾にはじめから下手で入るのってちょっとズルい

 コミュニケーションにおいて「生意気さ」ってものすごく大切な要素だと思っています。あなたのまわりにもいませんか。生意気な態度をとっているのに、なぜか先輩たちから可愛がられている人。

 謙虚で礼儀正しい人よりも、すこし生意気な人の方が何かと得をしているような気がします。本当なら謙虚で礼儀正しい方がよいはずなのに。一体どうしてこのようなことになるのでしょうか。

 こんな疑問を抱きながら、コミュニケーションが上手な人を観察していると、とあることに気がつきました。それは「すこし生意気な態度をとった方が相手は返事がしやすい」ということでした。今日の記事ではここをもうすこし掘り下げてみたいと思います。

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 コミュニケーションにおいて、自分が伝えたいことを伝えるのはもちろん大切です。そのためにもことばを選び、時と場合によってはタイミングや場所を含めたシチュエーションも選ぶ必要があるでしょう。

 ただ、ここに力を注ぎすぎると「自分のことしか考えていないな」と思われてしまいます。要するに「自分が伝えたいことを伝える」のと同じくらい「相手にしゃべらせる」ことも重要になってくるのです。

 そのための手段のひとつが「問い」がです。上手に問いかけることさえできれば、相手にしゃべってもらうことができます。コミュニケーションが上手な人には、やはり問いが上手な人が多いような気がします。

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 単純に問いのバリエーションが多いことはもちろんですが、その質の塩梅が非常に上手です。「問い」には「答えが決まっている問い」と「考えて答えなければならない」問いがありますからね。

 ひとつ目の問いを続けてもコミュニケーションは一向に盛り上がりませんし、ふたつ目の問いを続けてもただただ疲れてしまいます。ここのバランスが非常に重要になってくるというわけです。

 たとえば「休みの日は何をしているのですか」という定番の問いがあります。多趣味の人なら簡単に答えられるのでしょうが、趣味がない人からすればわりと困ってしまうのがこの問いです。「ありきたりなことを答えてもな」とか、いろいろと考えてしまいます。

 そこで、ほんのすこしの「生意気さ」を混ぜて「休みの日はやっぱり家でぐうたらしているのですか」と問いかけたとしましょう。相手の答えやすさはどのように変化するでしょうか。

 「『やっぱり』ってどういうことやねん!」とツッコミを入れることができるかもしれませんし、はたまた「いやいや、けっこうアクティブに動いているよ」と否定するところから話をはじめることができるかもしれません。言い換えるなら、相手が答えやすいように、はじめから間口を狭めているというわけです。

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 このように「生意気さ」が加われば、答えやすさが格段に変わります。「伝えたいことを伝える」と「相手にしゃべらせる」の両方をとるには、とてもよい手段だと言えるのです。

 反対に、その両方を捨てたのが「謙虚」です。「わたしなんてそんな、とんでもないです。あなたの方がすごいですよ」と言われたとして、なんと答えればよいのでしょう。言われた側は困ってしまいます。

 コミュニケーションの中で、相手の「困る」機会が増えれば増えるほど、その人は「話しづらい人」になってしまうのです。

 別に「謙虚」を否定しているわけではありません。多くの人が「謙虚」に対する解釈を間違えているだけだと思っています。これまでに述べてきた「生意気さ」と「本来の謙虚さ」は対にあるものではありません。むしろ、同時に存在することのできるものです。

 謙虚だからこそ生意気になれるということすらあるのかもしれません。反対に、謙虚さの感じられない生意気は、単純に嫌われてしまうことになるでしょう。

 「謙虚」とは、態度ではなく、その心持ちを表すことばです。どれだけ生意気な態度でも、自分の力を過信せずに、相手を困らせないことを考えた「生意気」なら、それは充分に「謙虚」だと言えるのです。

 だからこそ、態度だけで「謙虚」を装うのは、ちょっとズルいなと思います。「謙虚」を装っていれば、自分が困ることはありませんからね。ただ、その一方では、相手を困らせてしまっているということにはやく気づかなければならないのかもしれません。

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【リスナー募集】

①10月14日(水)こきけんよう Vol.14

  毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。 

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②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

 らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん(@megane654321)が来てくださることになりました。

 珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。

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【金】あたしの名前が書いてあるわ 名前を見てちょうだい

 

 おはようございます。先日、ツイッターのタイムラインに「相対性理論」が流れてきたので、久しぶりに聴いてみました。アインシュタインではなく、やくしまるえつこの方の相対性理論です。

 このバンドは珍しくファーストアルバムの「シフォン主義」から、わけもわからずにとりあえず聴いていました。ちなみに、今でもわけはわかりません。

 いちばんの思い出は高校のころの美術の授業です。当時の美術の先生が、相対性理論のファンで、活動中にずっとかけていたのです。しかも、よりによって「ミス・パラレルワールド」の1曲リピートです。

 新手の洗脳だったのかもしれません。まるで世界はパラレル、パラレル、パラレル、パラレル、パラレル、パラレルワールド。どうも、インクです。

 

あたしの名前が書いてあるわ 名前を見てちょうだい

 毎朝投稿365日達成を機に、ホームページを開設しました。この記事にも、そこから飛んできてくださった方がたくさんいらっしゃることでしょう。

 言わば、ホームページという要素が「新しく増えた」わけですが、この実験の真髄は「これまでの要素を捨てた」というところにあります。

 実はホームページをつくることで、とある要素を捨てています。もうお気づきの方もいらっしゃると思いますけどね。もうすこし詳しくお話しします。

 アクセス解析をすれば、どこからどのくらいの人が来てくれているのかがわかるようになっています。これまで、このブログ「ツイートの3行目」に足を運んでくださる方の中で、もっとも多かったのは「ツイッター」から来てくださる方でした。

 だから今回は、その「ツイッターにおける告知」を変えてみることにしたのです。いつもツイッターから来てくださっている方はもうお気づきでしょう。

 そうです。「タイトル」と「キャッチコピー」と「サムネイル」のすべてを捨ててみたのです。実際の告知ツイートを見ながらご説明しましょう。

 これまでの告知はこんな感じでした。リンクにその日の記事の「タイトル」が表示されており、ツイート本文にその記事の「キャッチコピー」が書かれています。「サムネイル」は記事ごとにちがいます。

 何人かにお伺いしたところ「これらの情報を見て興味があれば読む」という方がとても多かったです。人によっては「キャッチコピー」だけを見て決めるという方や「サムネイル」から得られる印象が大きいという方もいらっしゃいました。

 もちろんこれらの情報は、読んでもらうための要素になっているわけですが、逆に言えば「読まない理由」になっていると言うこともできます。

 「キャッチコピー」に興味をもたなければ読まない。「サムネイル」に惹かれなければ読まない。「タイトル」が堅苦しそうなら読まない。

 読む理由は、同時に、読まない理由にもなっているというわけです。だからこそ実験的にこれらをぜんぶ捨ててみました。現在の告知はこんな感じです。

 リンク先のタイトルは「今日の記事のタイトル」ではなく「ホームページのタイトル」です。だから毎日おなじです。「サムネイル」も同様です。ホームページのサムネイルなので毎日変化はありません。

 「キャッチコピー」のところも、日付と「『今日の記事』を更新しました」という1文だけです。当然、これも毎日おなじです。変化はありません。

 要するに、ツイッターからリンクを踏んで、読みに来てくださる理由は「この人が書いているのなら読んでみよう」だけになるというわけです。

 

 あたしの名前が書いてあるわ。

 名前を見てちょうだい。

 

 このような形で告知するようになってまだまだ日は浅いので、結果がはっきりと出ているわけではないのですが、今のところアクセス数はほとんど変化していません。ガクっと下がるかなと思っていたので、すこし意外でした。もうすこし続けてみようと思います。

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 実は、もうひとつやってみようと思っていることがあります。それは、過去記事の非公開化です。これまで書き溜めてきた記事をいちど非公開にして、その日に読めるのは「今日の記事」だけ、という状況をつくろうかと考えています。

 「ほぼ日刊イトイ新聞」こと糸井重里さんの「今日のダーリン」や、インスタのストーリーと同じ形ですね。「1日で消える」という形にすることでどのような変化が生まれるのかが気になるというわけです。

 おそらく近いうちに実装すると思うので、もし読みたい記事がありましたら、今のうちに読んでおいてくださいね。もう二度と読めなくなるかもしれません。

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②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

 らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん(@megane654321)が来てくださることになりました。

 珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。

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【木】複雑なつくりの建物に入ると鬼ごっこがしたくなる

 

 おはようございます。朝は得意なのですが、今朝は珍しく二度寝をかましてしまいました。「寝すぎた!」と思い、バッと目を覚ましたのですが、なんとはじめに起きたときから2分しか経っていません。

 これはいちばんラッキーなパターンです。長く寝たつもりなのに、時間はほとんど経っていないわけですからね。おかげで朝からスッキリとした気分で過ごすことができました。毎日これならいいのに。

 やはり実際の経過時間よりも、体感時間が及ぼす影響の方が大きいのでしょうね。短い時間を長く感じたり、反対に長い時間を短く感じたり。そもそも「時間」って何なのでしょう。本当にそんなものは存在しているのでしょうか。どうも、インクです。

 

複雑なつくりの建物に入ると鬼ごっこがしたくなる

 子どものころに憧れていたものがあります。四角くて、片手で持つことのできるサイズで。アンテナが伸びていて、マイクとスピーカーがついていて。何だかわかりますか。携帯電話ではありませんよ。

 正解は「トランシーバー」です。ずっと憧れを抱いていました。トランシーバーがあれば、鬼ごっこが何倍も楽しくなるだろうなと思っていたからです。

 今で言うところの「ボイスチャット」のようなものですね。逃げながら鬼の位置を共有したり、現在の鬼がだれなのかを伝達したり。ときにはフェイクの情報を流したり。絶対におもしろいでしょう。

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 しかし、残念ながらトランシーバーを入手する機会がなかったので、仕方なく別の手段を考えることにしました。遠隔でメッセージを交換することができて、かつ当時の自分たちが持っているものでなければなりません。親の携帯電話を借りるわけにもいきませんし、糸電話を持ちながら走るわけにもいきません。

 うんうんと悩みながらたどり着いたのが「ピクトチャット」でした。ご存知ですか。ピクトチャット。任天堂のハード機である「DS」にデフォルトで備わっているチャット機能のことです。

 当時は革新的だったタッチペンとタッチパネルを用いて、手書きのメッセージを送り合うという機能です。半径30メートル以内にいると、画面に名前が表示されて、送受信が可能になります。

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  要するに、このピクトチャットを開いたDSを持ちながら、鬼ごっこをするというわけです。当然、鬼もおなじDSを持っているわけですから、近づくと名前が画面に表示されます。茂みに隠れてやり過ごすときなんてもうドキドキです。近くにいるということはお互いにわかっているわけですからね。

 逆に言えば、離れると名前が表示されなくなるわけです。この機能だけでも戦略性がぐんと増します。ここにメッセージ機能が加わるわけですから、かけひきも生まれます。見晴らしのよいところにひとりが立ち、司令塔のような役割を果たすこともありました。

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 このように、限られた条件下で最大限の楽しみを生み出すという点において、子どもは本当に天才です。ブランコに乗りながら靴を飛ばしてみたり、すべり台を登って上で座っている友だちを引きずり落としてみたり。 いろいろな遊びを試した記憶があります。

 そんな子どもたちの様子を見て、大人は「危ないでしょ!」とか「そうやって使うものではありません!」とか、簡単に言ってしまいます。何だかなあ。一生懸命あたまをつかって編み出した遊びを、そう簡単に奪うんじゃないよと思ってしまいます。

  たしかに安全を確保してやることは、大人の役割なのかもしれません。間違ったことをしていれば正してやるのも、大人の役割だと言えるでしょう。ただその選択肢が「禁止」だけだとは限りません。そもそもを言ってしまえば、のびのびと遊ぶことができないから、現状でできる最大限のおもしろさを引き出そうと工夫しているわけですからね。

 むしろ大人の知恵を絞って、より安全で、よりおもしろい遊びを提案してやるくらいでなければなりません。遊びと思考は常にセットです。遊びを奪うということは、思考を奪うということでもあるのです。

  本当なら、もっと遊ばせてやりたいくらいです。もっと木登りをさせてやりたいし、もっと高いところからジャンプさせてやりたいです。障害物のたくさんあるところで走り回らせてやりたいし、学校全体でかくれんぼをさせてやりたいです。

 しかし、学校の先生であるかぎり、実現させてやることはできません。怪我のリスクを背負うことができないからです。「ゲガしたらどうするの」と言われたら何も返せませんからね。なんとも窮屈な世界です。

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【リスナー募集】

①10月14日(水)こきけんよう Vol.14

  毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。 

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②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

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【水】バーテンダーの聴力とコミュニケーション技術はすごい

 

 おはようございます。ときどき無償に食べたくなるラーメンがあります。地元のラーメン屋さんのラーメンです。とんこつベースのスープなのですが、コッテリしすぎず、とても食べやすくなっています。

 そして、ラーメンがおいしいのはもちろんのことですが、サービスで出してくれるキムチがとにかくおいしいんですよね。ことばで説明しろと言われたら難しいのですが、とにかくおいしいわけです。

 そのラーメン屋さんのキムチと、コメダ珈琲の豆だけはいくらでも食べられる気がします。食にはそこまで興味がなかったのですが、やっぱりおいしいものを食べるというのはよいですね。おいしいもの、お待ちしております。どうも、インクです。

 

バーテンダーの聴力とコミュニケーション技術はすごい

 行きつけのバーがあります。と言えば、ちょっとかっこいいですよね。まだ両手で数えられるほどしか行ったことはないのですが、わりとよく行くバーがあります。定期的に飲みに行く友人と発見し、それ以降たびたび訪れるようになりました。

 地下のお店なのですが、変に気どっていなくて入りやすいんですよね。お酒の種類が豊富でおいしいのはもちろんのこと、何よりもマスターを中心とした「人」がとにかくおもしろいのです。

 これまでは奥の半個室のようなところに入っていたので、注文をするときしかコミュニケーションがなかったのですが、先日はじめてカウンターに座ってみて、その真髄を思い知らされました。

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 まず驚いたのは、観察力です。2回目に行ったときにはすでに「お久しぶりですよね」と声をかけてくださっていたので、先日「あれってどこまで本当に覚えているものなんですか?」と尋ねてみました。

 すると「本当に覚えていますよ」とのことでした。経験上、そのときの会話や注文内容から、ある程度「また来てくれそうか」がわかるそうです。

 そしてやっぱり見た目の特徴もあるようで、筆者のメガネを覚えていてくれたみたいです。そんなに変わったメガネではないんですけどね。

 学校の先生も、たくさんの人の顔と名前を覚える職業ですが、それとはまた違った飲食店ならではのすごさがあるなと思いました。

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 次に驚いたのはやっぱりコミュニケーション能力です。ほかにも何組かお客さんが入っているわけですが、どのお客さんのもとにも満遍なく、ベストなタイミングで声をかけていきます。

 オーダーをとるのはもちろんですが、ときにはお客さんの話に小気味良い冗談をはさんだり、ときにはべつの客さんどうしの間を繋いでひとつの話に招き入れたり、本当にすごいなと思ってしまいました。

 その前提には、やはりとんでもない聴力があります。お客さんが入っているといえども、あくまでもバーですから、それほど大きな声が飛び交っているわけではありません。

 そんな中で、頃合いを見てコミュニケーションをとろうと思えば、やはりよい耳がなければなりません。筆者の声はなかなかに通りにくく、近くにいる人にさえ「えっ?」と聞き返されることもよくあるのですが、そんな声すら完全に拾われていました。バーテンダーの聴力、恐るべしです。

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 次はすこし勇気を出して、ひとりで乗り込んでみるというのもアリなのかもしれません。おもしろい大人と出会う分には、なかなかに期待できそうです。

 あとは単純にお酒についていろいろと教えてもらいたいなと思います。それこそ先日行ったときには、いろいろと教えてもらって、失礼ながら「ちゃんとバーテンダーなんだな」と驚かされました。

 お酒と歴史は間違いなく密接に関わっているでしょうからね。それだけ人々の生活に欠かせないものだということでもあります。

 こればかりは体質なのでどうしようもないのでしょうが、単純にお酒が飲めてよかったなと思います。飲めるというだけで、世界がぐんと広がりますからね。

 みなさんのオススメのお店があれば、ぜひ連れて行ってください。そして、おいしいお酒をごちそうしてください。よろしくお願いします。

 

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①10月7日(水)こきけんよう Vol.13

②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

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