おはようございます。ずいぶんと暑くなってきましたね。「暑さ」にはいくつかの種類があって、昨日はなかなかに嫌なタイプの「暑さ」でした。
湿度が高くて、ムシムシしていて、息がしづらいあの「暑さ」です。湿度が低くて、カラッとしていて、息がしやすいあの「暑さ」ではありません。
やはり気温ではなく湿度が問題なのでしょう。湿度さえ低ければ、どれだけ暑かったとしても、気もちのよい爽やかな夏になるはずなのです。
読者のみなさまの中に「湿度をコントロールできるよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。要相談になりますが、結果に応じた報酬をお支払いさせていただきます。どうも、インクです。
気遣いという優しさがあなたをつまらない人間にする
気遣いという優しさがあなたをつまらない人間にする
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年6月24日
本日はわざわざ読みにきてくださってありがとうございます。山のようにコンテンツがあふれる中で、あなたの貴重な時間をこのブログに割いてくださっているわけですからね。毎日読んでくださっている方々はなおさらです。いつも本当にありがとうございます。
いや、べつに「今日はじめて読みにきてくださった方」よりも「毎日読みにきてくださっている方」を贔屓しようというわけではありませんよ。
「今日はじめて読みにきてくださった方」がいなければ、このブログの読者数は一向に増えないということになりますからね。あなたがこうして来てくれるからこそ、この文章が存在しているのです。
あ、数がすべてだというわけでもありませんよ。たったひとりであったとしても、おなじものをおもしろいと思ってくれる人がいたのなら、がんばって書いてよかったなと思えるものです。
とにもかくにも、あなたがこうして読みにきてくださって、とても嬉しいんだということを伝えたかったのです。それでは、いい加減に本題に入りましょうか。本日も最後までどうぞよろしくお願いします。
いかがでしょう。読者であるみなさんに、できるだけ「気遣いという優しさ」を振りまいてみました。慣れていないことをやったので、いびつだったかもしれませんが、ちゃんとタイトルどおりつまらない文章になっていたでしょうか。
「気遣いという優しさ」を振りまくときのひとつの特徴に「枕詞が長くなる」というものがあります。相手に嫌な思いをさせないように、勘違いをさせないようにと、最大限の注意を払って「こういう意味で言ったんじゃないよ!」と言うのです。相手のことを考えながら、できるだけ誰にも迷惑をかけない言い回しをさがしていくというわけです。
しかし、そんな気遣いでできあがった文章は、まあおもしろくありません。防御壁が高すぎて、こちらが介入する隙がありません。また、結局なにが言いたかったのかがよく見えなくなってしまいます。
きっと「相手のため」という形をとりながら、自分を必死に守っているのでしょう。「もしかすると違う考えの人もいるかもしれませんが」という枕詞をつかうことで「違う考えの人がいるということはもうわかっているから攻撃してこないでね」とバリアをはっているのです。「ご存知だと思いますが」という枕詞をつかうことで「べつにあなたのことをバカにしているわけじゃないからね」とバリアをはっているのです。
そして、このようなバリアが増えれば増えるほど、どんどんつまらなくなっていきます。先ほども述べたとおり、こちらが介入する隙がなくなってしまうのです。言い換えるなら「双方向のコミュニケーションができなくなる」ということです。
だからこそ、コミュニケーションにおいて、ある程度の「失礼さ」というものはとても大切です。あなたのまわりにもいませんか。生意気な態度をとっているのに、やたらと先輩から可愛がられている人。
あの人たちはこの理屈をよく理解しています。本当に礼儀正しくて、非の打ちどころがない人には、何も言うことができないんですよね。一方で「おはよう!」と挨拶をしてきた後輩には「おいおい!先輩だぞ!」と言い返すことができるのです。
もちろんこの「失礼さ」は、度を超えてしまうとマイナスにはたらきます。「ボケ」という領域を把握できないのなら、迂闊に手を出すべきではないでしょう。ただ「失礼なのは悪いことだ」という考えは、あなたの思い込みでしかありません。
「気遣いという優しさ」はもちろん大切な要素ですが、それをどこまで表に出すのかは、よくよく考えて調整しなければなりません。気を遣いすぎてもつまらないし、失礼すぎてもつまらないのです。
ちなみに「読みにきてくださってありがとうございます」というのは本音です。「貴重な時間を割いて」というのも本当にそう思っています。ただ「読みに行こう」と決めたのはあなた自身です。べつに手足を縛ってこのブログを目の前に突き出しているわけでもありませんし、読まなければ家を爆破するぞと脅しているわけではありません。
あなたは、あなたの意思でこの文章を読みにきているのです。そこに感謝をすることと、こちらが気を遣うことは、まったくの別物だと思っています。
読みにきてくださってありがとうございます。つまらなかったら、ほかをあたってくれればいいからね。まあ、今この文を読んでいる時点で、あなたは最後まで読まされているわけなんですけどね。
【予告】
ここ最近はZOOMをつかって、いろいろな方といっしょに企画をさせてもらっていますが、また新しい方とコラボをすることが決まりました。なかなかおもしおいことになりそうです。また近いうちにお知らせできるかと思いますのでお楽しみに。