ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【火】空気が読めないのではなく読めるのにそれに対応できないからしんどいんだよね

 

 おはようございます。今週末と来週末と、人に会う約束ができました。どちらも久しぶりに会う相手なので、今からとても楽しみです。

 ラインもあればズームもあるこの時代ですが、やはり交通費と移動時間をかけてでも「人に会うこと」には価値があると思っています。

 もしかすると、これももはや古い価値観なのでしょうか。わざわざ顔を合わせる必要なんて本当はないのでしょうか。おなじ場所で、おなじ空気を共有して、おなじものを食べて。

 そこに喜びを感じるのは、人としての本能なのでしょうか。はたまた、古い価値観なのでしょうか。それをたしかめるためにも、オンライン・オフラインに関わらず積極的に動いていこうと思います。

 まだまだ移動に抵抗があるご時世ですが、この夏はいろいろな人に会えたらなと思っています。またいっしょにお話ししましょう。どうも、インクです。

 

空気が読めないのではなく読めるのにそれに対応できないからしんどいんだよね

 ひと昔前に「KY」ということばが流行り「空気を読む/読まない」が悪い意味でつかわれることも多くなりました。「自分の意見をもたずに相手に同調しているだけ」とか「人の顔色をうかがって自分では何も決めようとしない」とか。

 しかし「空気を読む/読まない」ということばには「同調」や「忖度」という意味合いはふくまれていません。読むか読まないか。それだけの話です。読んだ上でどうするのかはまた別の話なのです。

 空気が読めるからこそ得られるおもしろさは間違いなくあると思っています。行間を読んだり、余韻を味わったり。目には見えない、耳には聞こえない、そんなところでもおもしろさは発生するのです。 

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 だからこそ、空気が読めずに苦しむ人が出てきます。含みをもたせた笑いが理解できなかったり、意図せず場に合わない発言をしてしまったり。それらを人に指摘されるたびに劣等感を抱いてしまうのです。

 こればかりは人の性質なので、どうしようもありません。納豆を好きな人と嫌いな人がいるのとおなじです。好きだからといって優秀なわけではありませんし、嫌いだからといって劣等なわけでもありません。

 読めないのならそれを武器にして戦っていけばいいのです。と、こんなことを言っておいて何なのですが、筆者は空気を読むことができます。むしろ、読みたくもない空気まで読んでしまうくらいです。

 だから、空気を読めない人の感覚はわかりません。きっとそんな人たちに向けた文章は山のようにあるでしょう。ぜひともそちらをご覧ください。

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 今日話したいのは、途中でもちらっと述べた「空気が読めるからこその大変さ」についてです。空気が読めないことも大変なのかもしれませんが、空気が読めることもそれはそれで大変なのです。

 たとえば、空気が読めてしまうと、この場で求められていることがわかってしまいます。時にはそれが「冗談を言って場を和ませる」だったり「鋭い言い方で緊張感をもたせる」だったり。

 今この場に求められているものがはっきりとわかってしまうのです。しかし、それが自分にはうまくできません。「場を和ませなければならない」ということはわかっているのに、場を和ませる振る舞いをすることができないのです。

 ほかにも、相手の声色だけで機嫌が読み取れてしまいます。特にわかりやすいのが「おつかれさま」ということばです。「お先に失礼します」に対して返される「おつかれさま」なんてまさにリトマス試験紙です。ブロモチムールブルー溶液です。

 「あ、今日は機嫌がいいな」とか「あ、今日は機嫌がわるいな」とか。1発でわかります。きっと本人に話しても「そんなつもりはない」と言うでしょうが、それでもわかってしまうのです。

 はじめて会った人とでも、いくつかのことばを交わせばおおよそのことはわかります。ちなみにこの「わかります」というのは「人として理解する」という意味ではありません。

 なんて言えばいいんでしょうね。その人の波というか、リズムというか、テンポというか。どこまでのことばが本音なのかとか、どこまでが仮面なのかとか。そんなことがおおよそわかってしまうのです。

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 まあ、そんなことは冗談で、結局は「自意識過剰」や「考えすぎ」に分類されるのでしょう。そんなことをいちいち気にしていたらやってられませんからね。そう、やってられないのです。

 だからこそ、上手に付き合っていかなければなりません。あまりに気にしすぎてしまうと、身動きがとれなくなってしまいます。自分のために好きなように生きればいいはずなのに、他者によって言動が制限されるようになってしまうのです。

 目の前の人にリスペクトを送ることはもちろん大切ですが、今後もその人と付き合っていくのかどうかは、自分で選ぶことができます。時間が経てば人は勝手に離れていきますからね。自分にとって大切な人だけを繋ぎとめておく努力をすればいいのです。

 ほかの人たちは、言わば流れゆく景色です。だからといって、ないがしろにしてもいいといいうわけではありませんが、自分が進む道を決めるための判断材料にするにはあまりにも不適切です。空気を読んだ上でどうするのか。その選択権は常に自分で握っておかなければならなりません。相手のことなんて知りません。自分のために選びましょう。

taishiowawa.hatenablog.com

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【お知らせ ①:明日】

  今週もやります。第4回 こきけんよう。15日(水)20:15から。40分ポッキリの1本勝負。週の真ん中の目印にラジオ感覚でいかがでしょう。参加希望はツイッターのDMへ。

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【お知らせ ②】

  第2回「らぱいんざWORLD」の開催が決定しました。らいざさん(@rize_up_high)と らぱんさん(@lapinHSP)といっしょにゲストを招いておしゃべりします。第2回ゲストは、第1回ゲストである イスップさん(@bstogs1)にテレホンショッキング形式で紹介していただいた にょんさん(@EyzNo)です。ちなみに筆者はまったくといってもいいほど絡みがありません。おもしろくなることは間違いありませんが、はたしてどうなることやら。

 現在、聞き手を募集していますので、興味のある方もない方も、イヌもサルもキジも、画面の前のあなたも、ぜひご参加ください。参加希望はツイッターのDMにてお受けしております。自分なんかが行ってもいいのかなという考えは捨てましょう。あなたのご参加をこころよりお待ちしております。

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