ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【水】公開授業の類は堂々と先生らしい仕事に時間をかけられるので進んで手を挙げる

 

 おはようございます。先日、30分に1本しかこない帰りのバスを目の前で逃しました。しかも雨が降っています。バス停には屋根があるにせよ、30分その場に待ちぼうけはなかなかに酷です。

 だからといってどうすることもできません。近くにコンビニもありませんし、時間を潰せるカフェやファストフード店なんてもってのほかです。

 その場で立ったまま次の日のブログを書いてもよかったのですが「よし、となりのバス停まで散歩しよう」と思い、ふだんはバスで通っている道をゆっくりと歩きはじめました。

 べつに何にもありませんでした。道にも迷いませんでしたし、となりのバス停もいたってふつうのバス停でした。それでいいのだと思います。

 きっと、この日はバスを逃さなければならなかったのでしょう。時間どおりのバスに乗っていれば、きっとよくないことが起こっていたのでしょう。

 もしかすると異世界につれていかれていたかもしれません。真っ暗な世界に放り出されて、こちらの世界には戻ってこられなくなっていたかもしれません。

 ああ、バスを逃してよかった。本当によかった。危ないところだった。今日もこうしてブログを書けて本当によかった。どうも、インクです。

 

公開授業の類は堂々と先生らしい仕事に時間をかけられるので進んで手を挙げる

 学校には「公開授業」というものがあります。「研究授業」と呼ばれたり「提案授業」と呼ばれたりすることもあります。ひとつの授業をたくさんの先生が観にくるアレです。学校の先生ではない方もうっすらと記憶にのこっているのではないでしょうか。

 この「公開授業」とシステムは、自治体や学校によってちがいます。低学年・中学年・高学年でひとりずつやろうというような学校もあれば、全員が1回ずつやろうという学校もあります。

 自治体によっては、ほかの学校の先生にも観にきてもらうような「公開授業」を行っているところもあります。学校単位でその年の研究テーマを決めて、それに則した授業を考えていくわけです。

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 もちろん時と場合によりますが、自ら授業者になろうとする先生はあまりいません。とにかく大変ですからね。学習指導案と呼ばれる授業計画書をつくっては話し合い、修正しては話し合い、をひたすらにくり返していきます。

 自分がやりたいことも守りつつ、その年の研究テーマからも離れすぎず、かつ、まわりの先生方のアドバイスも組み込みつつ。この「書いては直して」に多くの時間を割かなければならなくなるのです。

 「もっと自由にできたらいいのになあ」とか「どこにも書かれていない新しいことを試してみてもいいのになあ」とか「指導案に時間をかけてもなあ」とか、思うところはたくさんありますが、とりあえず「公開授業」とはこういうものなんだと思ってください。

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 そして、タイトルにもあるとおり、筆者はこの「公開授業」の授業者役に積極的に手を挙げるようにしています。なぜなら、勤務時間中に堂々と授業について考えることができるからです。

 きっと、学校の先生なら言っている意味がわかるでしょう。学校の先生でない方にはまったく意味がわからないでしょう。残念ながら学校の職員室では、堂々と授業について考えることができないのです。

 「いやいや、学校の先生は授業を考えるのが仕事でしょ」と思ったでしょう。そのとおりです。激しく同意します。しかし、それがなかなかできないのです。

 なぜなら、自分のクラスのことよりも優先しなければならない仕事が山のようにあるからです。学校全体に関する仕事が終わって、学年に関する仕事が終わって、ようやく自分のクラスのことができるのです。

 だから、職員室で授業について考えていると「もうある程度のことが終わっている人だ」と思われて、新しい仕事を振られたりします。

 嘘だと思うでしょう。これがまあ、おそろしいことに本当の話なんですよ。学校の先生が丸つけをはじめたり、クラスの掲示物をつくりはじめたりするのは、だいたい19時ごろからなのです。

 ところがどっこい。「公開授業」の授業者ともなれば話はべつです。みんなを代表して授業をするわけですから、教科書を開いて考えていても何もおかしくはありません。「仕事が終わっている人」ではなく「忙しい人」だと思ってもらうことができるのです。

 言わば「授業を考える」という先生としての本来の仕事を堂々とすることができるわけです。もちろん大変ですよ。やることが多いことには変わりません。

 しかし、このポジションを確保することができて、しかも自分のためにもなる。こんなチャンスを活かさないわけにはいかないのです。

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 もちろん今年も手をあげました。ほかの先生方と授業内容をすり合わせていく中で「ふだんはこんなことを考えているんだぜ」ということを少しずつ浸透させていこうと思います。

 実はここも大きな目的だったりします。先ほど説明した現状を想像していただければわかるとおり、授業への思いを語る場なんてまあありませんからね。

 こういうところで思いの丈をぶつけておかないと「よくわからないことをしている謎な人」になってしまいます。本当は職場の人たちにもこのブログを読んでもらうというのが手っ取り早いんでしょうけどね。

 さすがに表現の自由に制限がかかるので、なかなかそこへは踏み込めません。まあとにかく、今年も職場内で記事を公開するような気分で、指導案を書いていきたいと思います。同じように「公開授業」をされる先生方は、ともに思う存分たのしみましょう。

taishiowawa.hatenablog.com

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【お知らせ ①:本日】

  今週もやります。第4回 こきけんよう。15日(水)20:15から。40分ポッキリの1本勝負。週の真ん中の目印にラジオ感覚でいかがでしょう。参加希望はツイッターのDMへ。

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【お知らせ ②】

  第2回「らぱいんざWORLD」の開催が決定しました。らいざさん(@rize_up_high)と らぱんさん(@lapinHSP)といっしょにゲストを招いておしゃべりします。第2回ゲストは、第1回ゲストである イスップさん(@bstogs1)にテレホンショッキング形式で紹介していただいた にょんさん(@EyzNo)です。ちなみに筆者はまったくといってもいいほど絡みがありません。おもしろくなることは間違いありませんが、はたしてどうなることやら。

 現在、聞き手を募集していますので、興味のある方もない方も、イヌもサルもキジも、画面の前のあなたも、ぜひご参加ください。参加希望はツイッターのDMにてお受けしております。自分なんかが行ってもいいのかなという考えは捨てましょう。あなたのご参加をこころよりお待ちしております。

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