ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【火】2人で話すといい人

 

 おはようございます。休みの日が終わってしまうのが惜しくて、夜中に外に出ることがよくあります。別に何をするわけでもありません。あてもなくふらふらと歩きます。ローソンでコーヒーを買って、寒い海辺を歩きます。別になんにもありません。いいことがあるわけでも、わるいことがあるわけでもありません。右足を出して、左足を出して、また右足を出す。それ以上でもそれ以下でもありません。そして家に帰って寝ます。起きたらいつもの1週間が始まります。きっと次の休日の夜も同じように外に出るのだと思います。どうも、インクです。

 

2人で話すといい人

 2人で話すと大抵の人はいい人です。わるい人なんてこの世に1人もいないんじゃないかさえ思います。しかし、大勢の人が集まると必ず1人はわるい人が混ざっています。とても不思議な現象です。きっとその人も1対1で話してみれば、いい人なのです。それにも関わらず、そんな人が集団の中に紛れると、どこで変身を遂げるのか見事にわるい人へと姿を変えます。

 そんな不思議な現象を、学校という場所でよく見てきました。あんなに優しくしてくれたあの人が、ほかの誰かに鋭い牙を剥いています。あんなに笑顔がすてきなあの人が、集団の中でこわい顔をしています。あんなに穏やかなあの人が、大きくて下品な笑い声を上げています。自分が知っているあの人と、今遠くに見えるあの人とでは、一体どちらが本当のあの人なのだろう。そんなことを思うこともありました。でも、学校って意外と2人で話す機会がありません。常にまわりには誰かがいます。ほんの少し「いいあの人」に出会えても、あっという間に「わるいあの人」に姿を変えてしまいます。それがとっても残念で、子どものころの大きな悩みでもありました。

 昔から変な自信があります。それは「2人で話せば誰とでも仲良くなれる」という自信です。時間をかけて2人でゆっくり話すことができたなら、きっとその人と仲良くなることができる。そう思っています。だから、家庭訪問や個別懇談会はとても好きです。用意された時間の中で、1対1で話をすることができるからです。必ず相手は「いい人」です。とても幸せな時間です。しかし、何度も言うように、人と2人で話す機会って案外ふだんの生活にはありません。気軽に声をかけてお誘いすることができればいいのですが、人間関係が絡んでくるとなかなか思うようにはいきません。性別が異なるとなると、さらにいろいろとややこしい問題が絡んできます。だからといって複数人になると「わるい人」が出てきます。本当に厄介です。 

 筆者はこのような「2人でいるときの顔」と「大勢でいるときの顔」のつかいわけがとても苦手です。器用に取り繕うことができません。だからそこにあるのは2択です。開けるのか、閉めるのか。少しでも疑わしいと思ったら、徹底的に閉めました。少しも入り込めないように、隙間から覗けないように、徹底的に閉めました。そのかわり、開ける人にはとことん開けて向き合いました。そんな人と話をするときは、きまっていつも2人でした。2人なら、その人は変わらず「いい人」でいてくれるからです。

 今でこそ、「開ける」と「閉じる」の間にいくつかの段階をつくることができるようにはなりました。相変わらず苦手であることには変わりありませんけどね。それでもやっぱり人と話すときは、2人が一番だなと思います。何かを話さなければと妙な気を遣わなくてもいい、沈黙を苦だと思わなくてもいい、そんな関係になれたらいいなと思っています。

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 こんなことを書いていると、3人以上でいることがまるでダメなことであるかのように思われるかもしれませんが、決してそうとも限りません。3人いようが4人いようが、それが「1対1対1対・・・」ならまったく問題はありません。ひとりひとりの「その人」に興味があるので、どれだけ集まっていようともそこに「確固たる個人」がいれば、1対1で話すこととなんら変わりはありません。

 しかし、このような集団はなかなかそう簡単にはつくれません。学校という環境の中ではまずつくることができないでしょう。どうしてもまわりの人の目を気にして、それぞれが「個人」ではなく「集団を構成する人」になってしまうのです。

 逆に考えれば、だからはじめて出会う人たちとの対話はとても楽しいのだと思います。人の目を気にする云々以前に、お互いの過去を知らないわけですから、「個人」として向き合うしかないのです。なんだか自分で書いていてとても腑に落ちました。初めて会う人とは「個人」として向き合える。だから楽しかったのか。うん。納得できたので今日の記事はここまでです。ありがとうございました。

taishiowawa.hatenablog.com

 

 

 というわけで、 引き続き2020年の抱負「人に会う」をどんどん実現させていきたいと思います。1月の25・26日は大阪に出没します(マジで)。25日の夜、26日の昼、ごはんを一緒に食べていただける方がいたらいいなあ(ガチで)。

 というように不特定多数に投げかけるのはあまりよくないのでしょうね。会いたい人には自分から会いたいと言わないと。ただ、だれがどこに住んでいるのかがわからない...。大阪近辺にお住まいの方、ぜひお会いいたしましょう(真剣に)(DM)(待って)(ます)。