今年の秋にはマルジェラのノーカラージャケットを着ているはずです。どうも、インクです。
話し合いから導き出される結論が「意識改革」は時間の無駄
話し合いからから導き出される結論が「意識改革」は時間の無駄
— INK@小学校の先生 (@firesign_ink) July 22, 2019
先日、学校におけるデジタルカメラやSDカードの管理方法についての研修会がありました。とある事例を読んで問題点を話し合うというものでした。事例の問題点は明らかで、「管理簿に記名しないままカメラを持ち出している」であったり、「私物のSDカードを使用している」であったり。わざわざ事例として紹介することに意味があるのかと疑うようなものばかりでした。
さらに耳を疑ったのが、その研修会の結論が「気をつけて管理していきましょう」だったのです。もちろん、ことばの上ではもっとそれらしく話していましたが、要するに「意識改革」ということだったのです。たしかにヒューマンエラーをなるべく起こさないために、「気をつける」ということはとても大切です。時間が経って、慣れが生じるにつれて意識は薄れていくので、定期的に注意喚起することも大切でしょう。
しかし、それらを結論としてもってくるのは正直どうかと思います。気をつけてもうまくいかないからこうして研修会が開かれているのではないですか。あくまでも「意識改革」「注意喚起」は前提であり、その上でシステムの改善点をさぐることが必要なのではないでしょうか。
たしかに人間の行動なので、「気をつける」ことでしか解決できない領域もあります。だからこそ、そこでエラーが発生することもあります。仕方のないことです。しかし、システムの改善でその領域を限りなく小さくすることはできるはずなのです。その手段を探るために時間をつかうべきなのではないでしょうか。
話し合いから導き出される結論が「意識改革」は、本当に時間の無駄だと思いました。
かが屋上手だな
かが屋上手だな
— INK@小学校の先生 (@firesign_ink) July 20, 2019
ひとり暮らしをする中で、いちばん使っていない家電は間違いなくテレビです。テレビのリモコンは完全にほこりをかぶってしまっています。
そんな中、唯一パソコンで視聴するテレビ番組があります。ご存知の方も多いかと思いますが、テレビ東京の『ゴッドタン』という番組です。おぎやはぎと劇団ひとりがメインMCのバラエティ番組ですね。下品な回も多い番組ですが、MCたちが肩の力を抜いて本当に好きなようにやっているかんじがとても良いです。製作陣との信頼関係のようなものが視聴者にまで伝わってきます。
そんな『ゴッドタン』に「かが屋」という芸人が出演していました。前々から名前は聞いたことがあったのですが、実際にネタを見たのはこれが初めてでした。そのときは「合唱」というコントをしていたのですが、つくり方がとても上手だなと思いました。そこからYouTubeで検索し、いろいろなコントを見ましたがかなり好みでした。
ラーメンズのような芸術性は少ない分、いい意味でのわかりやすさや親しみやすさがあります。改めて「コント」って奥が深いなと思わされました。
立場が上の人間ほど楽しそうにしていなければならない
立場が上の人間ほど楽しそうにしていなければならない
— INK@小学校の先生 (@firesign_ink) July 20, 2019
世の中のお父さんは「今日も疲れた!」と言いながら家に帰ってきます。世の中の先生は「あなたのためにお家の人が一生懸命働いて稼いだお金で生活ができているのよ」と説教します。
そんな大人たちを見て、果たして子どもたちは「大人になりたい!」と思うでしょうか。お父さんのことばには「(やりたくもない仕事をして)今日も疲れた!」という意味合いが込められています。先生のことばには「あなたのためにお家の人が一生懸命(嫌々)働いて稼いだお金で生活ができているのよ」という意味合いが込められています。
きっとみなさんも子どものころに思っていたはずです。「仕事って大変で辛いものなのだろうな」と。子どもたちがそう思わざるを得ない状況をつくっているのは大人です。子どもたちが未来に希望をもつことができないのはすべて大人の責任なのです。
そんな子どもたちと一番近くで生活する「先生」は、他のどの大人よりも、子どもたちにとって魅力的な人間でなくてはなりません。「先生」の姿を見た子どもたちに「大人っておもしろそうだな」と思わせなければならないのです。
「先生」だけではありません。大人どうしでも同じです。ベテランは新人にとって魅力的でなければなりません。社長は社員にとって魅力的でなければなりません。総理大臣は国民にとって魅力的でなければなりません。この構図が成立しない集団は、必ずどこかで歪みが生じ、崩壊へと進んでいくことになります。
たとえそれがつくりものであったとしても、立場が上の人間ほど楽しそうにしていなければならないのです。 それが上の人間の責任でもあるのではないでしょうか。
そんなこんなで夏休みに入り、子どもたちは学校に来なくなりました。やらなくちゃいけないことはまだ残っているので、もうしばらくは出勤しますが、再来週くらいからは有給も消化しつつ休んでいこうかと思います。
夏休み何しよう!友だちがいない!