ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

どれだけ今が幸せでもその場にとどまろうとするな、死ぬぞ

 

 参院選吉本興業、レペゼン地球、どうも、インクです。

 

意図的に用意された場で賛否が巻き起こっているのならそれは発信者の勝ち

  先日、レペゼン地球がパワハラやセクハラをネタにした動画を公開し話題になりました。ファンたちはその斬新なやり方に賛同し、エンターテイメントとして楽しみました。一方で、アンチたちは「実際にパワハラで傷ついている人への配慮ができていない」や「今後本当にセクハラを訴えた人が嘘だと思われてしまう」などと批判しました。

 両者の意見の内容はまるっきり違うけれど、きっとアンチもどこかでこの状況を楽しんでいるのだと思います。今回の一件で、本当に傷つき、心から怒っている人はきっとほんの一握りです。その他の人々はみんな、「意見を言う場ができたこと」に対して喜んでいるのではないでしょうか。

 人は共感してもらうことを嬉しいと感じる生物です。特に今回のように、「そのやり方は間違っている!」と何かを指摘するような意見に対して共感してもらえると、自分の正義が認められたようで人は嬉しくなってしまうのです。

 これらの驚きも、感動も、怒りも、喜びも、すべてはネタの提供があったから生まれてきたものです。つまり、たとえ否定的な意見であったとしても、「言及する」ということ自体がすべてDJ社長の手のひらの上だということになるのです。

 さらに彼らが上手だったのが、はじめから「クズ」であることを自称しているところです。どんな批判を向けられようとも「そうだよ、クズだって初めから言ってんじゃん」で終わってしまうのです。きっと良識のある立派な人ほど、この「クズ」に対して過剰に反応してしまうのだろうなと思います。「相手の気持ちを考えよう」「誰かに迷惑がかかることはやめよう」と怒ってあげたくなるのです。きっと学校の先生はレペゼン地球のことが大嫌いだろうなと思います。

  レペゼン地球が好かれる理由も嫌われる理由もわかります。ただ、今の時代には間違いなく合っています。少なからず、今回の一件で言えることは、よくもわるくもDJ社長の完全勝利だということです。

 

 

参政権は権利であって義務ではない

  投票率が50%を切ったということで随分と話題になっていましたが、当然の結果だろうなとも思います。以前にも何かの記事で書きましたが、一番の原因は、投票に行かなかった人を悪く言う風潮にあると思っています。

 最近はようやく学習したのか随分とポジティブなキャンペーンが増えましたが、やはり一度ボロカスに言われた人たちはいつまでだって覚えています。あのときは「選挙に行かないだなんて国民としてどうなんだ!」と喚き散らされたのに、突然手のひらを返したかのように「自分たちの未来は自分たちで決めよう!さあ!投票へ行こう!」だなんて言われても、行く気になんてなるはずがないのです。

 こんな人たちを選挙が行われるたびに増やしてはいけません。だからせめても、選挙に行かない人を悪く言うことだけはやめましょう。参政権は権利であって義務ではないのです。行使するかしないかは個人の判断に任せるしかありません。

 動かない岩に文句を言ったところで何も変わりはしません。力づくで押しても動かないものは動きません。せっかく人間には知恵があるのだから、本当に選挙に人を集めたいのなら知恵をつかおう。そして行動しよう。

 さもなくば、本当に選挙はただのオワコンになってしまうよ。

 

 

どれだけ今が幸せでもその場にとどまろうとするな、死ぬぞ

  昔は変化することが大嫌いでした。髪型を変えることも嫌でしたし、いろいろな服を着ることも嫌でした。今思い返すと、もしかしたら変化を強要してくる他者が嫌いだったのかもしれません。本人が「このままでいい」と言っているのだからこれでいいじゃないか、という調子です。

 教師をやっていると、時々同じような子どもに出会います。彼らは「このままでいいんだ」「別に不便を感じていないから今のままでいい」と言います。子どもだけでなく大人だってそんな人はたくさんいるのではないでしょうか。そういう人たちはきっと「今年の抱負は?」という問いに対して「現状維持です」という世界で一番つまらない答えを返します。

 

 ここからが大事だからよく聞くんだよ。たとえ自分が変化することを望まなくても、時は進み続ける。何もしなくたって時は進むんだ。時が進むということは、まわりが変化するということなんだ。

 

 だからこそ、どれだけ今が幸せでもその場にとどまろうとするな、死ぬぞ。

 

 変化を楽しめ。それだけが生きる道だ。

 

 何も自分の性格をがらりと変える必要はない。苦手なものを克服しなけらばならないわけでもないし、自分の嫌なところをなおさなければならないわけでもない。

 新しい服を買ってみる。柔軟剤を変えてみる。映画を観に行ってみる。知らない町を歩いてみる。何だっていい。何だっていいんだ。ほんの少しの変化でいい。

 

大事なのは変わり続けること。

 

いいか、もう一度だけ言うぞ。その場にとどまるな。変化を拒むな。時の流れにさからったその先にあるものは死だけだ。