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そんな「はてなスター」ですが、押していただけると書き手に通知が届くようになっています。どの記事に誰が押してくださったのかという通知です。もちろん押していただけるだけで充分にありがたいのですが、その中でも特にうれしい通知があります。
それは「最新の記事に押してから、もうひとつ前の記事にも押してくださった」という通知がきたときです。大切なことなのでもういちどだけ言いますね。「最新の記事に押してから、もうひとつ前の記事にも押してくださった」という通知がきたときがいちばんうれしいのです。どうも、インクです。
ゲームが楽しいのはルールを破ることができないから
ゲームが楽しいのはルールを破ることができないから
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年10月24日
子どもたちは「決まっていないルール」でケンカをすることがよくあります。たとえば、鬼ごっこの最中に靴ひもを結んでいる人をタッチするのはアリだとかナシだとか。ドッジボールではじめから外野にいた人が、当てずに内野に入るのはアリだとかナシだとか。
その場でルールを合意形成することができればそれでよいのですが、自分の中で勝手にこうだと思い込んでしまっている場合がよくあるんですよね。
だから、その思い込みから外れた子をみつけると、まるでその子がルールを破ったかのように責めてしまうことがあるのです。ただの思い込みにも関わらず。
要するに、ルールとは全員が共通理解しているからこそ成立するものだという話です。共通理解ができていないものを原因に、ケンカをしても仕方がありません。だって、まだ決まっていないんだもの。
その場で冷静になって決められるのなら決めればよいでしょうし、あとで決めるというのならその場はやり直しでもジャンケンでもすればよいでしょう。
何度もおなじことを言いますが、決まっていないルールについて一生懸命怒っても仕方がないのです。ということは、そのまま子どもたちに伝えています。
体育の授業として、チームで球技を行うときなんて、めちゃくちゃいい機会なんですよね。ルールの不一致があったときに、その場でどのように立ち振る舞って、どのように合意形成をはかるのか。大人になってからも必要不可欠なスキルだと言えるでしょう。
このように子どもたちは、日々の「遊び」や「スポーツ」を通して、ルールがもつ役割を理解し、他者と合意形成をはかる方法を身につけていくのです。
このように考えると、子どもたちが大好きな「ゲーム」には、この合意形成が不必要だということに気がつきます。なぜなら、はじめから定められたルールの中でしか操作することができないからです。
どれだけマリオカートで1位になりたくても、定められたアイテムをつかって頑張るしかありません。どれだけフォートナイトで勝ちたくても、いちど撃たれてしまったら誤魔化すことなんてできません。
厳密に言えば「チーター」と呼ばれる人もいるわけですが、基本的にはルールを破ることもできないし、ルールを自分たちで増やすこともできないのです。
だから楽しいのでしょう。ややこしい部分は、すべてプログラムされており、自分たちでコミュニケーションをとりながら、考える必要がないわけです。
「ゲームばかりしてないで外で遊びなさい」と言われる理由はここです。目が悪くなるとか、健康的によくないとか、そんな話は二の次です。ゲームばかりしていると「他者と合意形成をはかる」という機会が、あまりにも少なくなってしまうのです。
定められたルールの中で立ち振る舞うことができたとしても、ルールそのものを疑って考えたり、よりよいルールに変えていったりすることができない人間に育ってしまうかもしれません。
もちろんゲームそのものを否定するつもりはありません。むしろゲームから得られるものもたくさんあると思っています。ただ、上で述べたことに関しては、充分に気をつけなければならないのではないでしょうか。ルールを疑い、変えることを知らなければ、他者のことを責めてしまいかねませんからね。
【今後の予定】
①10月28日(水)こきけんよう Vol.16
②11月6日(金)らぱいんざWORLD Vol.8
【リスナー募集】
①10月28日(水)こきけんよう Vol.16
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