ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【金】心なんて一生不安さ

 

 おはようございます。人はどうして脚を組むのでしょうか。筆者も受験生のころにくせがついてしまい、今も脚を組みながらこの文章を書いています。

 ときどきねじれるように脚を組んでいる人を見かけませんか。なんと言えばよいのでしょう。1回組んで、そこからさらにもう1周しているような人です。

 伝わっていますかね。片方の脚にもう一方の脚が巻きついているような、あの組み方です。実際のところはわかりませんが、女性に多いような気がします。

 むしろ男性であの組み方をしている人は見たことがないかもしれません。ちなみに筆者は、そもそもできませんでした。身体の柔らかさの問題でしょうか。それとも脚が短いのでしょうか。どうも、インクです。

 

心なんて一生不安さ

 忘れものをしたときに、この世の終わりであるかのような顔をして報告しにくる子どもがいます。

 こちらからすれば、ノートの1冊や2冊を忘れたところで何てことはないのですが、当人からすればとても大きなことなのでしょう。

 そんな子どもに対しては、できるだけ小さなリアクションをとるようにしています。大人が大きなリアクションをとってしまうと、そのできごとがより深刻なものになってしまいますからね。

 もちろん、忘れものをしてもよいというわけではありません。忘れてしまったとしても、何とかなるから大丈夫だという話です。何ならこちらも忘れものくらい想定しています。大したことではありません。 

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 「不安」には、これらのギャップがつきものなのでしょう。大抵のことはただの考えすぎであり、現実は意外とあっさりしているものなのです。

 しかし「不安」を抱えている人に「考えすぎだよ」と言っても仕方がありません。そんな声が届かないくらいにあらゆるパターンを想像していますからね。

 「考えるな」と言われてすぐに止められるものではないのです。そもそもを言ってしまえば「不安」を抱えている人たちは「不安」を望んでいます。

 なんだかとても辛辣なことを言うようですが「不安」でいれば、自分ができないことへの理由になるわけです。防衛本能と言ってもよいのかもしれません。

  不安だからやめておこう。不安だから今度にしよう。こうして、自分自身を納得させて、目の前の機会を逃したという事実から目を背けているのです。

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  パラドックスが発生しますが、言わば「不安」という名の「安心」です。「不安」という鎧をまとって、見えない敵から身を守っているのです。実は気がついていないだけで「不安」のように、自分を守るための言動は案外たくさんあるのかもしれません。

 たとえその言動に明確だと思われる理由があろうとも、根っこをたどっていけば自己防衛にたどり着くことも多いわけです。べつに自分を守ることをわるく言うつもりはありません。自分の身は自分で守るべきですからね。生命維持活動です。

 ただ、それが無意識のうちに行われるというのが、なかなかにおそろしいなと思うのです。しかも、一般的に「不安」は、解消するべきものだと思われています。「不安」という名の「安心」を捨てるために、一生懸命頭を悩ませているのです。

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 だからこそ「不安なんだ」という相談には「そうなんだ」でよいのではないかと思っています。どうにかこうにか、その「不安」を消してやろうだなんて思う必要はありません。相手が「不安」に思っているということをただただ知ってやる。それだけで、随分とちがうのではないでしょうか。

 さらに言えば、どうせ他者の「不安」なんてわかりません。わかるとしたら「ここまでにめちゃくちゃ考えてきたんだろうな」ということくらいです。

 もちろん逆も然りです。自分の「不安」を本当の意味でわかってもらうこともできません。ただ、相手に知ってもらえてさえいたら、その場の過ごしやすさもすこしは変わってくるはずです。

 どうやってなくすかではなく、どうやって付き合っていくかです。心なんて一生不安さ。そんな不安を手懐けよう。

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【今後の予定】

①10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

②10月14日(水)こきけんよう Vol.15

③10月26日(土)キャリアアドバイザーと青年求職家が「仕事」と「教育」について語る会

 

【リスナー募集】

①10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

 らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん@megane654321が来てくださることになりました。

 珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。

 こちらにおいてもツイッターのDMにて、リスナーを募集します。華の金曜日に耳だけ傾けてみませんか。あなたのご参加を心よりお待ちしております。 

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【木】怪しいものが多いだけでインターネット上にも正確な情報はあるからね

 

 おはようございます。カラオケが苦手です。第一に、歌うことが苦手です。音楽は好きですが、歌うことを楽しいと思ったことはいちどもありません。

 第二に、あの窓のない部屋が苦手です。映画館やライブハウスくらいの広さがあれば平気なのですが、あの広さの部屋に窓がないと、どうも落ち着きません。

 第三に、うるさいです。とにかくうるさい。このサイズの部屋でそんなに大きな音を出さなくても聞こえるよ!と、ついつい思ってしまいます。

 まあ、カラオケに行かなくても生きていくことはできそうなので、これからもカラオケのない人生を送っていこうと思います。どうも、インクです。

 

怪しいものが多いだけでインターネット上にも正確な情報はあるからね

 インターネットの情報は不正確であり、信憑性に欠けると言われています。たしかに、誰でも発信できるだけあって、いろいろな情報で溢れています。

 リライトだって簡単にできてしまうため、どこまでが正確なのかを判断することは、難しいと言えるでしょう。たしかに信憑性に欠けるのかもしれません。

 ただ、そんなことを言う人に限って、何十年も前に出版された本の情報は疑いません。古い情報に価値がないだなんて言うつもりはありませんが、本への妙な信頼感は、それはそれで怖いなと思います。

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 先ほどは、リライトができることをあまりよくない例として取り上げましたが、見方を変えれば、このリライトこそがインターネットの強みでもあります。

 不特定多数の校閲を受けた上で、リアルタイムに編集ができるわけですからね。内容の間違いに気がつけば、その場で修正することだってできるのです。

 場合によっては、書き手と直接コミュニケーションをとることもできるかもしれません。果たして本当に「インターネットだから」が、その情報を信じてはいけない理由になりえるのでしょうか。 

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 たしかに怪しい情報は多いです。ただ、それは母数が多いからどうしようもありません。発信者側にいくら呼びかけたところで、不正確な情報が出回ることは、仕方のないことなのです。

 そうなると、結局は受け手のリテラシー能力にかかっているということになります。媒体によって情報の信憑性が変わるというよりかは、受け取り方が変わると言った方が正しいのかもしれません。

 そもそも発信のされ方が違うわけですからね。受け取り方がちがうのは当然なのです。頑なに「インターネットの情報を信じてはいけない」と思い込んでいる人たちは、きっとほかの媒体とおなじようにインターネットの情報を受け取ってしまっているのでしょう。

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 さらに言えば、媒体に限らず、表現方法によっても受け取り方は変わります。文学的文章を読むときと説明的文章を読むときでは、読み方がちがってくるはずなのです。随筆を読むときと詩を読むときととでも、読み方がちがってくるはずです。

 理由は単純です。書き方がちがうからです。くり返しになりますが、書き方が違えば読み方もちがってきます。ポプラディアが正確で、ウィキペディアが不正確なわけではありません。新聞が正確で、Yahoo!知恵袋が不正確なわけでもありません。

 こちらが読み方を変えなければならないのです。この「情報の受け取り方のレパートリー」こそがリテラシー能力だと思っています。あなたはいくつのレパートリーをもっていますか。あなたにはリテラシー能力がありますか。

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 珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。

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【水】寂しいと叫ぶには僕はあまりにくだらない

 

 おはようございます。昔からメガネが好きで、今ではコンタクトの上から伊達メガネをかけています。このスタイルだと、レンズに度を入れる必要がないので、いろいろなメガネをかけることができます。

 人の身体というのは不思議なもので、コンタクトをつけている時点で見えているはずなのに、その上からメガネをかけたときの方がよく見えます。くり返しになりますが、そのメガネには度が入っていません。

 きっとレンズの度よりも、メガネをかけるという行為の方が大切だということなのでしょう。もちろん過去に「メガネをかけるとよく見えるようになる」という経験を積んでいるからなのでしょうけどね。

 そう考えると、習慣がもたらす効果はやはり絶大ですね。身体機能を騙すことなんて意外と簡単なのかもしれません。どうも、インクです。

 

寂しいと叫ぶには僕はあまりにくだらない

 人はひとりずつ、全員がちがいます。これに関しては、誰もが「うん」と頷くでしょう。それにも関わらず、人は人とおなじであることを求めます。

 なぜなら、ひとりだと不安だからです。孤独だと寂しいからです。だから、みんなと同じであることを求めます。「みんな」の正体もよくわからずに。

 ところが、そんな「みんな」の中に入ってみると、やっぱりちがうということに気づかされます。付き合いが深くなればなるほど、ちがいは明確になっていきます。「おなじ」を求めて「みんな」で集まっていたのに「ちがい」が顕著になっていくのです。

 だから争いが生まれます。「おなじ」を求めているからこそ「ちがい」に腹を立てるのです。「どうしてお前は俺とちがうんだ」と、こう言うわけです。

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 ところが、誰かが「ちがいを認めよう!」と言いはじめると、それはそれでおかしくなります。その人の言う「ちがい」には「おなじを望む人」が含まれていないからです。要するに「みんながちがいを認める」という「おなじ」を望んでいることになるのです。

 なんだかことば遊びみたいになってしまいましたね。伝わっているでしょうか。結局は「ちがいを認めさせたい派」と「おなじを望む派」で争いが起こるわけです。両者は同時に成立しえませんからね。

 そう考えると、争いを避ける方法はひとつしかありません。「みんなちがって、どうでもいい」になることです。関心がなくなれば、争いもなくなるのです。

 差別をなくす方法も、いじめをなくす方法も結局は同じです。他者への関心さえなくなれば、すべては解決するのです。戦争だって同じです。愛があるから戦争が起こります。戦争をなくしたければ、愛をなくせばよいのです。と、タモリさんが言っていました。

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 しかし、人に感情がある限り、関心を完全になくすことなんてできません。だからこそ、人々は「関心をどこに向けるか」を突き詰めるしかないのです。

 どうすれば他者に振り回されずに生きられるのか。どうすれば他者の言動に一喜一憂せずに済むのか。言い換えるのなら「どうすれば自分の意思で自分の価値を決められるか」ということでもあります。

 何ごとも、ゼロにしようとするから難しくなってしまいます。なくそうとするのではなく、どこに向けるかを選ぶのです。クラスなんてまさにです。子どもたちのエネルギーが0になることなんてありません。だからこそ先生が、そのエネルギーの行き場を示してやることが重要になってくるわけです。 

 まずは、自分の関心の行き場を確保すること。次に大切な人の関心の行き場をつくり出すこと。そして、あとはその数をすこしずつでも増やしていくこと。みんなちがって、どうでもいい。寂しいと叫ぶには僕はあまりにくだらない。

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【リスナー募集】

①10月14日(水)こきけんよう Vol.14

  毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。 

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②10月16日(金)らぱいんざWORLD Vol.7

 らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん@megane654321が来てくださることになりました。

 珍しくこの話が決まる前から相互フォローだった方なのですが、いつもどおりほとんど何も知りません。絡んだことがあったりなかったり。めがねがカブっているということくらいでしょうか。まあ、これまたいつもどおりおもしろくなるのでしょう。

 こちらにおいてもツイッターのDMにて、リスナーを募集します。華の金曜日に耳だけ傾けてみませんか。あなたのご参加を心よりお待ちしております。 

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【火】やっぱりどれだけ忙しくても文学から離れてはいけない

 

 おはようございます。今朝は随分と心臓にわるい夢をみました。目が覚めると午前10時50分という夢でした。それはもう焦りましたよ。夢の中で。

 スマホの画面までリアルで、着信が4件のこっていました。「どうしてこんなに寝てしまったんだ」という思いと「とにかく連絡しないと」という思いで、バッと起き上がったときに、ちょうど目が覚めました。

 一瞬なにが起こったのかがよくわかりませんでしたが、10時50分にしてはすこし暗すぎます。改めて時計を確認すると、時刻は5時50分でした。

 もちろん着信は1件も入っていません。ツイッターの通知が4件あるだけです。いずれにせよ10分で家を出なければならなかったので、焦る分には焦りましたが、10時50分よりかはよっぽどましです。

 何ならこれを書いている今も、心臓がバクバクしています。結果オーライですが、2回目は勘弁してほしいところです。どうも、インクです。

 

やっぱりどれだけ忙しくても文学から離れてはいけない

 忙しくなると、どうしても本を読むことから離れてしまいます。とくに文学作品なんて、忙しくなればなるほど、優先順位がぐんと下がってしまいます。

 理由はいたってシンプルです。「読むのに時間がかかるから」であり「明日の生活にわかりやすい変化をもたらすことがないから」です。

 反対に、ビジネス書が売れるのは、そういうことです。短い時間でさらりと読めて、なんだか明日からの実践に繋げられそうな気がするわけです。

 簡単に言うならば、働く人々の生活様式と、文学作品を読むという行為の相性は、非常にわるいということです。過処分時間がとても短いですからね。

f:id:taishiowawa:20200812234835j:plain それでもなお文学を読んでいるという人は、単純に好きなのでしょう。そうでなければ、読む必要がありませんからね。筆者も文学的文章は好きなので、今では説明的文章と合わせて1冊ずつ持ち歩いています。

 と、このように書くと、まるで文学に慣れ親しんでいる人かのように見えますが、それほどたくさんの作品を読んできたというわけでもありません。むしろ、もっと読んでこればよかったなと思っています。

 過去にもっとも文学作品から遠ざかったのは、やはり受験シーズンだったような気がします。本を読むくらいなら、英単語を覚えなければなりませんでしたからね。やるべきことが山積みで、とてもじゃないけど文学なんて読んでいられませんでした。

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 そうすると不思議なことに、いろいろとうまくいかなくなってしまいました。 いつになく非論理的なことを言いますが、文学から離れると、ものごとがあまりよくない方へと進んでいってしまうのです。

 冗談でも何でもありません。本当です。ここで具体例をパっと提示できないあたりが、ただただ悔しい限りです。正直に言うと、うまくいかなかった事例を適当にでっちあげようかとも考えたのですが、それだと文学に失礼だと思ってやめました。

 何かとうまくいかない理由が「文学作品を読んでいないからだ」と気づいた筆者は、参考書をいったん閉じて、本を読むことに時間を割くようになりました。するとおもしろいことに、歯車が噛み合ったかのように、ものごとがうまく進むようになったのです。

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 「そんなものたまたまでしょ」と思ったでしょう。信じないのなら信じないでかまいません。べつにあなたを説得しようだなんてこれっぽっちも思っていません。こんなことがあったんだというエピソードトークをしているだけです。

 ちなみに、大人になった今でもうまくいかないことなんていくらでもあります。そして、そういうときはやっぱり文学から離れてしまっているときです。だからこそ、どれだけゆっくりであったとしても、できるだけ文学を途切らせないようにしています。

 もちろん好きだから読んでいるということが大前提ですし、ものごとをうまく進めるということが読書の目的にはなり得ませんが、それでもやっぱり読んでいた方が調子がよいというのは事実なのです。

 どれだけ忙しくても、文学から離れてはいけません。むしろ忙しいときこそ、文学を読まなければならないのです。

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①10月14日(水)こきけんよう Vol.14

  毎週水曜日の定例会です。次回は20時30分スタートです。どうでもいい話をしています。週の真ん中、折り返し地点として聴きに来てはみませんか。声を出せる人はぜひとも一緒にお話ししましょう。水曜日に予定があるというだけで、目安になっていいものですよ。参加希望はツイッターのDMまで、よろしくお願いいたします。 

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 らぱいんざWORLDも気がつけば第7回になりました。「テレホンショッキング形式」と「逆オファー形式」でゲストに来ていただいているのですが、今回は後者になります。どこで知っていただいたのかはわかりませんが、めがね旦那さん@megane654321が来てくださることになりました。

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【月】難しいと思っていることはもっと簡単で 簡単だと思っていることはもっと難しい

 

 おはようございます。ひとり暮らしを長くつづけているのですが、めんどうくさい家事ランキング不動の1位が「皿洗い」です。ダントツの1位です。

 「どうせひとり分なんだし、使ったらすぐに洗えばいいじゃん」と思ったでしょう。まったくもってそのとおりです。激しく同意します。禿同です。

 しかし、それができません。これこそが王者たる所以です。1位にふさわしい堂々たる姿です。しかも、いちど放置してしまうと、弊害の尾を引きます。

 食器がシンクに残っていると、洗って使おうということよりも先に、いかにして食器を使わないかということを考えるようになってしまうのです。

 いちどこのサイクルに入り込んでしまうと、なかなか抜け出すことができなくなります。レンチンで済ませたり、ウーバーイーツで済ませたり。

 すると、ゴミも増えていきます。とにかくよろしくありません。今日、ここに宣言します。使った食器はその場ですぐに洗います。どうも、インクです。

 

難しいと思っていることはもっと簡単で 簡単だと思っていることはもっと難しい

 人生の中で直面する障壁のほとんどは「簡単なことを難しく考えてしまっている」か「難しいことを簡単に考えてしまっている」かのどちらかです。

 頭がよい人はひとつ目の障壁にぶつかりやすく、頭のわるい人はふたつ目の障壁にぶつかってしまいます。いちばんの理想は「簡単」と「難しい」を自由に行き来できる状態です。これがまあ難しいわけです。

 筆者の好きな随筆家に、寺田寅彦という人物がいます。漱石門下として木曜会に出入りしていた人物です。本業は物理学者であり、いわゆる理系なのですが、随筆を用いて学問領域の融合を試みていました。

 そんな寺田の代表作とも言える作品が『科学者とあたま』という随筆です。高校の読解問題などでよく利用されるので、読んだことのある方も多いかもしれません。すこしだけ引用してみましょう。

 頭のいい人は見通しがきくだけに、あらゆる筋道の前途の難関が見渡される。少なくも自分でそういう気がする。そのためにややもすると前進する勇気を阻喪しやすい。頭の悪い人は前途に霧がかかっているためにかえって楽観的である。そうして難関に出会っても存外どうにかしてそれを切り抜けて行く。どうにも抜けられない難関というのはきわめてまれだからである。(寺田寅彦『科学者とあたま』より)

 まさに、先ほど話していたことです。いつも頭がよければいいわけでも、いつも頭がわるければいいわけでもありません。つかい分けが重要なのです。

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 しかし、これがまた先ほど述べたように、とにかく難しいわけです。「できることを封じる」というのは、そう簡単にできることではありません。

 得意なことは存分に活かしたくなってしまいますからね。まわりの人にも「自分はできる」ということをアピールしたくなってしまいます。

 その点で、できることを上手に封印したのが、コントユニット「ラーメンズ」の小林賢太郎という人物でした。彼は多摩美術大学の出身で、絵を描くことが得意でした。また、実演販売のアルバイトをしていた経験から、マジックも非常に得意だったそうです。

 ところが、ラーメンズとしてコントをつくる際にはそれらのふたつを完全に封印しました。小道具の数も限りなく減らし、俗に言う「スタイリッシュなコント」の先駆者的存在になりました。

 自分にできることをあえて封印することで、頭をフル稼働させたのです。たしかに自分ができることばかりをやっていると、新しい広がりが生まれることはなくなってしまいますもんね。

 ちなみに、小林賢太郎さんはラーメンズとして人気を博したあと、ソロ活動「ポツネン」で、得意な絵やマジックを存分に利用しています。幅をぐんと広げたあとに、とっておきの武器が追加されるわけですからね。まさに鬼に金棒というわけです。

 このように「自分ができること」と「ものごとの難易度」を冷静に見極め、自分が進むべき道を選んでいかなければなりません。自分で書きながら、なんて難しいことを言っているんだろうと思いました。これは間違いなく「難しいこと」に分類されます。あとは、この「難しいこと」にどう向き合っていくかです。

 きっと、この「難しい」を理由にして辞めていく人もたくさんいるのでしょう。それもまたひとつの道です。ただ、そんなときにこそ「頭が悪い人」として「楽観的」にとり組めたらと思います。

 この青年求職家の世迷い言を読んで不快に感ずる人はきっとうらやむべきすぐれた頭のいい方なのでしょう。またこれを読んで会心の笑みをもらす人は、またきっと羨むべく頭の悪い立派な方なのでしょう。これを読んで何も考えない人はおそらく挑戦の世界に縁のない方なのだろうと思われます。


 

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