おはようございます。先日の記事で、好きな役者さんについて考えました。もしも誰かに聞かれたら「満島ひかりさんと井浦新さん」と答えようと思います。
満島ひかりさんの芝居ををはじめてちゃんと観たのは、久保ミツロウ先生の漫画が原作になっているドラマ『モテキ』でした。そのころからとても魅力的だったのですが、やはり後から観た園子温監督の『愛のむきだし』の印象が大きかったですね。かわいいとかキレイとかそんな話ではなく、なんとも言えない人を引き込むエネルギーをもっている方だなと思いました。
井浦新さんの芝居をはじめて観たのは曽利文彦監督の『ピンポン』という映画でした。もともとは松本大洋先生の原作が好きで観たのですが、実写版もかなりよかったんですよね。『ピンポン』はアニメ化も実写化も成功した数少ない作品だと思っています。
その後も『リッチマンプアウーマン』や『アンナチュラル』というドラマや『宮本から君へ』という映画を観て、徐々に惹かれていったという感じです。
これからは、出演している役者さんを参考にして、次に観る作品を決めるというのもアリなのかもしれません。おふたりが出ている作品でおすすめがあればぜひ教えてください。どうも、インクです。
対にあるように見える意見はちゃんと聞けばどちらもわかる
対にあるように見える意見はちゃんと聞けばどちらもわかる
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年11月5日
どっちも自分が正しいと思ってるよ。
戦争なんてそんなもんだよ。
このことばを聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。そうです。ドラえもん先生のおことばです。てんとう虫コミック第1巻の107ページ「ご先祖さまがんばれ」というお話に出てきます。
もうおわかりの通り、ここで言われていることは、何も戦争に限った話ではありません。日常における人間関係全般に当てはまることだと言えるでしょう。
仮に誰かと意見が食い違って衝突したときに「自分の意見の方が正しい」と思う理由は「自分だから」です。相手は相手でまったく同じように「自分の意見の方が正しい」と思っているものです。
このことを「違い」と言います。人による違いです。誰にだって違いはあります。違う人間ですからね。違いがあって当然です。しかし、我々は往々にしてこの事実を忘れてしまします。「違い」をみつけると「同じ」にしたくなってしまうのです。
ただの「違い」として捉えられると、対にあるように見えていた意見を理解できるようになります。ただのひとつの意見であり、ちゃんと聞けばわかるんだということに気がつくことになるのです。
ここでようやく思考が発生します。理解することのできるふたつの意見から、自分がより納得できる方を「選ぶ」ことになるのです。どちらも理解することができるわけですから、正誤判断ではありません。
この選択は、もはや「好み」なのではないかと思っています。正しさを選んでいるように見えるだけで、それはもはや「好み」です。論理的に選んでいるように見えて、それももはや「好み」です。
そう考えると「違い」に対してさらに寛容になれるのではないでしょうか。自分の好みと相手の好みは違って当然です。「自分の好きなものを相手に好きになってほしい」と思ったときに「相手の好きなものを上塗りする」という方法を選ぶ人はいないでしょう。
さらに言えば「選ばない」というのもひとつの選択肢だということを忘れてはなりません。理解できる異なるふたつの意見が目の前にあったときに、我々はどうしても、どちらかを選ぼうとしてしまいます。
変に選ぼうとするから、どちらが正しいとか間違っているとか、そんな話になってしまいます。どちらを選ぶというわけでもなく、ただ並べておくというのも、それはそれでアリなのではないでしょうか。
「こちらの意見にはこんなよいところがあって、あちらの意見にはこんなよいところがある」 ということさえわかっていれば、べつに今すぐその場で選ばなくたって、充分に思考していると言えるはずです。
あなたが「正しい」と思っているものなんて、どうせ数年後にはまるっきり変わってきます。ましてや「好み」なんて、間違いなく変わっています。
それにも関わらず、現段階でひとつを選んで、それを唯一なものだと思い込んでしまうと、あらゆる可能性を自分で閉ざしていることになります。
対にあるように見えているものを否定してしまうことはなおさら危険です。それは、今の自分だから対にあるように見えているだけであって、将来の自分がその道に進む可能性だって充分にあるわけです。
それを変に否定してしまっては、それこそ自分の前に広がっている選択肢を自ら狭めていることと同義です。否定癖がついてしまうと「過去の自分が否定していたせいで、そちらには進みづらい」という状況が生まれてしまうというわけです。くれぐれも「今の自分」が「未来の自分」の首を絞めるようなことだけはしたくないものですね。
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