おはようございます。小学校の先生という仕事をはじめて、いまの学校が3つめの勤務校になります。過去に2回異動しました。異動してみてわかったことは「学校によって全然ちがう」ということでした。
学校のルールや職員室の雰囲気、発言権のバランスや初任者の扱われ方など、まったくもってちがうのです。まさにガラパゴス化された状態です。
自治体が開催している研修会などで、異動していった先生と久しぶり会うようなことがあるのですが、これまでには見たことのないような笑顔で新しい学校の同僚と話しているなんてことがザラにあります。
前任校よりも今の学校の方が肌に合ったのでしょう。もちろん、その逆も充分にあり得るんですけどね。それくらいにちがいがあるということです。
だからこそ、いまの学校がしんどいと思っている人は、とにかく異動してみてください。そこにはちがう世界があります。少なくともおなじ場所に長く居つづけるべきではないでしょう。どうも、インクです。
はじめから言いたいことがあるのにいちど相手に質問するって卑怯だよね
はじめから言いたいことがあるのにいちど相手に質問するって卑怯だよね
— インク@青年求職家 (@firesign_ink) 2020年6月12日
今日の記事はただの悪口です。「こんな人は苦手だ」という話です。「朝からてめえの悪口なんて聞きたくねえよ」という方は、もうグッバイです。
筆者が苦手としているのは、タイトルにもあるとおり「はじめから言いたいことがあるのにいちど相手に質問する人」です。どういうことだかわかりますか。
はじめから言うことは決まっているのに、あえて1回相手の意見を聞き、その意見を否定するところから自分の意見をスタートさせるわけです。
自分が言いたいことを言うための材料として相手の意見を聞くので、その質問に対してどう答えたところで意味がありません。否定することが前提ですからね。言うことははじめから決まっているのです。
学校の先生にもよくいます。若手のクラスで何か気になることがあったときに「最近、クラスはどんな感じ?」と聞くのです。なんだ「どんな感じ?」って。
「最近、あの子の言動が気になるんですよね」とでも答えようものなら「たしかにその子も気になるけど、給食のときのあれってさ」と話がはじまります。最初から給食について言いたいことがあったのです。
じゃあ、聞くなよ!!
と、思うわけです。思いませんか。思いますよね。「じゃあ、聞くなよ!!」と思いますよね。
はじめから給食について言いたいことがあるのなら「給食の時間のことなんだけどさ」でいいではありませんか。なんだ「どんな感じ?」って。
こういう先生は、子どもたちに対してもおなじことをしますからね。「あなたたちはどう思うの?」と聞いておきながら、結局ははじめから自分が言いたかったことをべらべらと喋りはじめるのです。
おそらくは「相手の考えも聞かなくちゃ」という思いがあるのでしょう。だから質問するのでしょう。そういう意味では、気を遣っているつもりなのかもしれません。しかし、それは「聞く」に含まれません。
相槌がなければ前に進まない話とおなじです。自分が話すために、相手を無碍にしているのです。
本当に自分が言いたいことを言って、相手の意見も聞きたいと思っているのなら、順番が逆でしょう。「自分はこう思うのだけれど、どう思う?」でしょう。あくまでも「聞く気があるのなら」ですけどね。
はじめから聞くつもりがないのなら、そもそも質問すること自体が失礼な話です。もちろん、わざわざ質問しなくても、相手が言い返してくるということもあるでしょう。それはそれでかまいません。
いま言っているのは「聞く気がないのなら質問するな」という話です。相手の答えがなんであれ、そのあとに言うことが決まっているというのなら、質問なんてはじめからしてはいけないのです。
いかがでしょう。今日は「怒り」をテーマに書いてみました。「怒り」っておもしろいですよね。ほかの感情と比べても大きなエネルギーをもっています。
今日とり上げたような「はじめから言いたいことがあるのにいちど相手に質問する人」をどうにかしたいとは、これっぽっちも思っていません。
「そういう人なんだ」以外のなんでもありませんからね。仮に、その質問のベクトルが自分に向くようなことがあれば「出た出た」と思うだけです。
その上で、自分が誰かにおなじことをしないように心に固く誓います。そういう意味でも、怒りの元となる違和感は大切です。相手を変えることに努めるのではなく、自分がそうならないように努めるのです。
否定して、否定して、残ったところに「自分」がいます。矛先さえ間違えなければ「怒り」という感情は、とても大きな価値を生み出すのです。
【今後の予定】
①12月2日(水)こきけんよう Vol.21
②12月4日(金)らぱいんざWORLD Vol.9
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