ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【土】明るい人に救われる場は数知れず

 

 おはようございます。実家のリビングに居心地の悪さを感じるようになったころから、テレビを観なくなりました。ひとり暮らしをはじめるときにも、一応買いはしましたが、ここ数年でもっともつかっていない家電のひとつだと言えるのではないでしょうか。

 だからといって、テレビ番組が嫌いなわけではありません。最近はネットで観れるようになりましたからね。テレビ東京の「ゴッドタン」と「あちこちオードリー」だけは毎週かかさずに観ています。

 やはり、つくり手と演者の連携がとれていて、やりたいことが一致している番組は、観ていてとてもおもしろいです。なんと言えばよいのでしょう。

 視聴者を騙そうとしていないんですよね。つくったものを「これが素なんですよ」と言いながら見せるのではなく「つくったものですよ」と正直に言いながら見せているような気がするのです。

 「バレないようにしなきゃ」という妙な圧力がないからこそ、演者ものびのびと出演することができるのだと思います。もしかすると、教室という空間にも当てはまるのかもしれませんね。どうも、インクです。

 

明るい人に救われる場は数知れず

 「明るい/暗い」で分けるなら、筆者は間違いなく「暗い」に該当する人間です。声も低いし、ぼそぼそ喋るし、テンションの上がり下がりもありません。

 明るく振る舞おうとすると、嘘をついている自分が嫌になり、どうしてもぎこちなくなってしまいます。「明るい」には向いていない性格なのでしょう。

 だから仕方がない。ずっとそう思っていました。「明るい人はそういう性格なんだ」と思ってきたわけです。何なら「そんなふうに振る舞えてうらやましいな」とすら思っていた時期もありました。

 たしかに「性格」という要素が大きいことも事実でしょう。生まれながらにして明るいんだろうなと思うような人もいます。明石家さんまさんなんてまさにですよね。明るさでできているようなものです。

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 ただそんな明るさも、半分は「相手への思いやり」で成り立っているのではないかと思うようになりました。「暗い」って自分の都合ですからね。

 自分の都合で相手に迷惑をかけてしまいます。「人見知り」ということばともよく似ているのかもしれません。一緒に過ごすことになった相手が、暗くて人見知りだったら嫌ですもんね。こちらが気を遣って、間を埋めるように努めなければならなくなります。

 そういう意味でも、筆者はたくさんの人に迷惑をかけてきたのでしょう。変に気を遣わせてしまったことも、いま思えばたくさんあったのだと思います。

 べつに底抜けに明るくなれと言っているわけではありません。明るすぎたらそれはそれで厄介です。ただやっぱり「暗い」のはよろしくありません。根っから明るくなくても、せめて相手を思いやる上での明るさはもっておかなければならないのでしょう。

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 ここが非常に難しいところなのですが「明るく振る舞う」ということは、決して「無理をする」という意味ではありません。何と言えばよいのでしょう。

 いま思いつくことばの中では「正直になる」が、いちばん近いような気がします。思ったことをそのまま口にすることこそが明るさへの第1歩です。

 ふたりで話している途中に変な間が空いてしまったら「気まずいですね」と言ってしまえばよいのです。食べているごはんが美味しくなければ「イマイチですね」と言ってしまえばよいのです。

 「相手を思いやる」ということは「嘘をつく」ということではありません。「相手が正直になれる場をつくる」ということです。そのためにいちばん手っ取り早いのが「自分が正直になる」ということなのです。

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 多くの人が、そんな「明るい人」に救われた経験があるはずです。「あの人がいてよかった」と思ったことがあるはずです。もちろん「時と場合による」は大前提です。そんなことを言いはじめたら、何だって時と場合によりますからね。調整は大切です。

 そう考えると「人見知りなんですよ」だなんて言っている場合ではありませんね。「わたしはこういう人間なので」と言っている場合でもありません。

 くり返しになりますが、それはあなたの都合であって、相手からすれば知ったこっちゃないのです。思いやりのある正直な明るさで、人と接することができるようになりたいものです。

 

【今後の予定】

①11月25日(水)こきけんよう Vol.20

②12月4日(金)らぱいんざWORLD Vol.9

 

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