おはようございます。ちゃんと梅雨ですね。わたしたちは雨が降らなければ生きていくことができません。それにも関わらず、人は雨をきらいます。
靴下がぬれるから。じめっとするから。べたべたするから。傘で手がふさがるから。洗濯物がかわかないから。頭が痛くなるから。
いつ雨から「そんなに言うのならもう二度と降らねえぞ」と言われてもおかしくありません。いざ本当に降らなければ、困るのは人間です。
雨なんて降ってくれるだけでありがたいのです。いつも降ってくれてありがとな。たまには休んでくれてもいいんだぜ。どうも、インクです。
来年は自費出版で本をつくって手売りの旅にでも出ようかな
来年は自費出版で本をつくって手売りの旅にでも出ようかな
— インク@小学校の先生 (@firesign_ink) 2020年6月14日
小学校の先生という仕事をしているのは「おもしろい大人と子どもを繋げたい」という思いがあるからです。大人がおもしろそうに生きていることこそが、子どもにとっての未来への希望なのです。自分も大人になったらあんなことができるんだ。あんなにおもしろそうな世界が待っているんだ。子どもたちにそう思わせてやりたいのです。
しかし現状を見渡せば、ほとんどの大人たちがしんどそうにしています。夜遅くに帰ってくる親は「今日もつかれた」とつぶやきます。どうやら家族を養うために嫌々はたらいてくれているみたいです。そんな大人たちの姿を見て「大人になりたい」と思うわけがありません。そりゃあモラトリアムを延長したいと願うでしょう。そりゃあピーターパンシンドロームにもなるでしょう。
そんな大人たちが決まって言うのが「現実はそんなに甘くない」ということばです。自分の思い通りにはいかない。好きなことだけをやっているわけにはいかない。そんな現実を「甘くない」と言うのです。
筆者自身もひとりの大人として労働しているわけですが「たしかに甘くないな」と思います。やるべきことは山のようにありますし、常に人間関係に気をつかいながら生活しなければなりません。ときには理不尽なこともありますし、納得できないようなこともたくさんあります。
こうして大人たちは、社会に揉まれる中で、自分の気もちに折り合いをつけながら生きていくのです。「たしかに社会は甘くないな」「みんなもおなじように言っているもんな」「これが現実なのだから仕方がないか」と自分に言い聞かせていくというわけです。
ただ、「たしかに甘くないな」と思う裏側で「本当に本気で試してみたのかな」とも思ってしまうのです。自分がやりたいことや自分が好きなことを本気で貫き通そうと試した上で「現実は甘くない」と言っているのでしょうか。
なんだか「現実は甘くない」ということばが、挑戦しないことへの言い訳としてつかわれていることが多いように見えるのです。「現実は甘くないから」「どうせ無理だから」と、はじめから何もやろうとしていないのではないでしょうか。
まだ個人の中で勝手に言い訳にするのはかまわないのですが、そのことばを夢見る子どもたちに向けてしまうのはどうなんだろうと思います。「これがしたい」「あれがしたい」と思いを馳せる子どもたちに、いとも簡単に「現実はそんなに甘くないよ」と言ってしまうのです。
多くの人がおなじことを言っているので、まるで世の理であるかのように扱われていますが、所詮はたったひとりの人間の尺度でしかありません。その人の半生が「甘くない」と思うようなものであっただけで、子どもたちの未来までおなじだとは限らないのです。
そんなことを考えながら、筆者も新しいことをやってみたいなと思うようになりました。「夢はことばにしておけ」と言いますので、今日はこの場ですこしだけ話してみようと思います。
結論から言えば、本をつくりたいなと思っています。ただし、流通にはのせません。自費出版で印刷して、在庫は自分で抱えようと思います。タイトルはまだ決まっていませんが、企画のコンセプトは「100円払うので読んでください」です。
読者の時間をいただいて自分の文章を読んでもらうわけですから、本来なら著者が読者にお金を支払うべきなのです。著者が無名なのであればなおさらです。読んでいただいた上でお金までいただくなんて、冷静に考えるとおかしな話なのです。
どうして本そのものに料金が発生するのかというと、作成や流通に時間と手間がかかるからです。しかし、この点に関してもずっとおかしいなと思っています。だって、勝手に時間をかけて書いて、勝手に印刷しているだけではありませんか。どうして、それを読者側がポケットマネーでサポートしなければならないというのでしょう。しかも、読む前の段階で。
それならばむしろ著者がお金を払って、読者に読んでいただいて、後払いで「読書感想費」をもらえばいいのではないかと思ったのです。後払いのシステムをすでに実施している本は見かけたことがありますが、お金を払って読んでもらうというシステムはまだ見たことがありません。
手売りをするのか、ネット販売をするのか、どうやって読者に100円を届けるのはまだまだ不確定ですが、とりあえずやってみたいなと思っています。成功するか失敗するかはどうだってかまいません。単純にどうなるのかが気になるのです。
現実はそんなに甘くないって?
そんなこともどうだっていいのです。勝手に書いて、勝手に印刷します。なんなら手にとってくださる方には100円を支払います。あなたには一切の迷惑をかけません。 だから黙って見ていてください。
どうですか。ちょっとおもしろそうでしょ。まだまだ夢でしかありませんが、来年には実現できたらいいなと思っています。100円を払うのでどうか読んでください。よろしくお願いします。
【お知らせ】
らいざさん(@rize_up_high)と らぱんさん(@lapinHSP)に、ゲストであるイスップさん(@bstogs)を加えて、みんなでおしゃべりをする会「らぱいんざWORLD」を開催します。現在、聞き手および、この4名への質問を募集しています。興味があってもなくてもぜひ遊びにきてください。あなたのご参加をこころよりお待ちしております。
日程:2020年6月26日(金)21時から
場所:ZOOM
◯ 聞き手募集 → 下のツイートにリプ or DM
(現在14名からお聞きしています)
【#らぱいんざWORLD】聞き手を募集します。6月26日(金)21時スタート。 pic.twitter.com/PoLpKXeExG
— インク@小学校の先生 (@firesign_ink) 2020年6月13日
◯ 質問募集 → 下のツイートにリプ
(現在5件いただいています)
【#らぱいんざWORLD】リプ欄にて3人+ゲスト(@bstogs1 )への質問を募集します pic.twitter.com/FskXOP1kRP
— インク@小学校の先生 (@firesign_ink) 2020年6月13日