ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【月】スルースキルが必要なのは何かを言われた側ではなく何かを言う側なのではないか

 

 おはようございます。今年になってはじめて蚊に刺されました。刺された箇所はくるぶしです。暑いのでスニーカーソックスを履いていたのです。

 よくもまあこんなにもピンポイントで刺しにきますよね。おかげでくるぶしにもちゃんと血が通っていることがわかりました。

 「蚊に刺される」と言えば、地域によって言い方がちがうそうですね。「蚊に噛まれる」とか「蚊に食われる」とか。生活に密着したことばほどバリエーションが生まれるというわけです。

 みなさんもくるぶしは気をつけてくださいね。人がもっているくるぶしの数には限りがありますからね。大切に守っていきましょう。どうも、インクです。

 

 スルースキルが必要なのは何かを言われた側ではなく何かを言う側なのではないか

 SNSを利用していく上で必要な力のひとつに「スルースキル」が挙げられます。 何かを言われたときに、いちいち反論したり傷ついたりせずに、華麗にスルーする能力のことです。大人ぶってまったく気にしていませんよアピールをしたり、スクショを撮って晒したりしてしまうと、それはスルーできていないのとおなじです。

 気になるところもあるのかもしれませんが、べつにあなたの人生に大きな影響を及ぼす相手ではありません。そんな相手に時間を割くくらいなら、もっと有意義なつかい方があるはずです。貴重な時間を守るためにも「スルースキル」が必要だというわけです。

 しかし、このスキルには「得意/不得意」があります。画面の向こうにはひとりひとりの人間がいるわけですからね。ちがいがあって当然です。慣れや訓練によって、ある程度までなら上達させることもできるのかもしれませんが、その人の性格とも大きく関係する部分ですからね。受け流せる人とそうでない人がいるのは当たり前のことなのです。

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 このように「スルースキル」は、何かを言われた側に求められる力だと捉えられがちです。しかし、実際は何かを言う側にこそ必要な力なのではないでしょうか。自分が何かを言われたときには強く意識するわけですが、何かを言うときには案外無自覚なこともあるものです。

 たとえば、最近ハマっているアーティストのことを誰かがツイートしたとしましょう。すると、必ず現れるのが「前から知っていましたよアピールをする人たち」です。いわゆる「古参アピール」というやつです。当人にアピールをする意図があったのかどうかは関係ありません。単純に共感したかっただけなのかもしれません。

 ただ、そうだったとしても、必然的に「マウントをとっているような構図」ができあがってしまうのです。何度も言いますが、当人の意図は関係ありません。そのような構図ができてしまっているという事実が問題なのです。

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 こうして毎日ブログを書いていると「WordPressに移行した方がアクセス数は伸びるよ」とか「レイアウトをこんなふうに変更した方がいいんじゃない」とか、求めてもいないアドバイスをしてくる人と出会うことがあります。

 これもまた、無意識なマウンティングのひとつですね。きっと「あなたのため」だと思って言ってくれているのでしょうが、余計なお世話でしかありません。こちらが尋ねているのならまだしも、別にアドベイスなんざ求めちゃいないわけですからね。

 他には「要するにこういうことですよね」とか「いわゆるこういうことですよね」という類の返信も無意識なマウンティングにふくまれます。これは筆者もときどきやってしまうので、あまり大きな声では言えないのですが、結局は自分の理解力を披露しているにすぎません。

 しつこくて申し訳ないのですが、マウントをとるつもりがあったかどうかはまったく関係ないのです。結果として「マウントをとっているような構図になっていないかどうか」が重要なのです。

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 「気軽さ」はSNSの大きな特徴ですから、もちろん好きな人には遠慮なく絡めばいいし、言いたいことはどんどん言えばいいと思います。ただし、何も考えずにそのまま垂れ流せばいいのかというと、そういうわけではありません。

 誰かに何かを言うときには「その発言の先にお互いの幸せがあるのかどうか」を考えなければなりません。これは別に「優しいことばをつかえ」と言っているわけではありません。「遠慮して謙遜して敬語で話せ」と言っているわけでもありません。

 「それを言うことで本当にお互いが幸せになれるのかを考えるためにいちど立ち止まれ」と言っているのです。「言いたいことを言う」と「言わなくてもいいことを言う」は似ているようでまったくちがいます。どれだけ言いたいことがあったとしても、結果的にマウントをとってしまいそうなのであれば、華麗にスルーする力が必要なのです。

 今回はマウンティングを例に話しましたが、なんだって同じです。その発言をすることで本当にお互いが幸せになれるのか。まずはそこを考えなければなりません。スルースキルが必要なのは何かを言われた側ではなく何かを言う側なのではないか。今日の記事のタイトルです。筆者自身も含めて、他人のことをどうこう言う前に、まずは自分の発言を省みるべきなのかもしれません。

taishiowawa.hatenablog.com

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2020.6.26.21:00

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