ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【土】SNSにおいて「絡んだら失礼かな」は考えなくてもいいと思う

 

 おはようございます。やはりどんな形であれ、子どもたちに会えるというのはとても嬉しいものですね。エネルギーはもっていかれますが、職員室で1日を過ごすよりかはよっぽど充実しています。子どもは先生がいなくても成立するけれど、先生は子どもがいなければ成立しないということを改めて実感しました。

 子どもたちは一体どのような気もちでこの期間を過ごしているのでしょう。はじまることを楽しみに思っている子どもと、はじまらなければいいのにと思っている子どもと。それぞれがそれぞれに思いを抱えているのでしょう。そんな子どもたちに、すこしでも期待を抱かせられるような移行期間にしていきたいものです。どうも、インクです。

 

SNSにおいて「絡んだら失礼かな」は考えなくてもいいと思う

 知らない人に突然話しかけてもいい。これがSNSのもつ大きな特徴のひとつです。この特徴があるからこそ、年齢も住所もまったくちがう人とコミュニケーションをとることができます。話しかけられたくない人は、SNSには向いていません。鍵アカウントにするか、SNSそのものをやめた方がいいでしょう。

 言い方を変えれば、知らない人に話しかけられることを前提としたメディアがSNSです。だからこそ「絡んだら失礼かな」は考える必要がありません。「忙しいかな」とか「わたしなんかが」とか、そんなことは考えなくてもいいのです。

 ただし、完全に自由なのかと言えば、そういうわけでもありません。メッセージを送るということは、相手に「返信」というタスクを一方的に課すということでもありますからね。なんでもかんでも絡んでしまうと、相手もいい思いはしないでしょう。

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 先ほどは「タスクを課すこと」だと書きましたが、そもそも返信をするかしないかは相手が決めることです。相手には「返信をしない」という選択肢もあります。そして、その道に進む権利があります。返信をしてくれない人は、イヤな人でもわるい人でもありません。こちらが一方的に絡んでいるわけですからね。返信がなくてもなんら不思議ではないのです。

 まずはこの前提に立つことが大切です。ふだんの日常会話における「無視」は失礼にあたるのかもしれませんが、SNSにおける「無視」は大いにありえるというわけです。このコミュニケーションのちがいをごちゃ混ぜにして考えてしまうからこそ、変な遠慮が生まれたり、トラブルが生まれたりするのです。

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  だからといって、返信がないことを前提に絡むのなら、それはもはや絡む必要がありません。やはり絡むからには相手の返信を求めてしまいます。「返信がなくても何もおかしなことではない」ということを頭に入れた上で、返信を望むメッセージを送るのです。

 だからこそせめて、絡みにいく側としては「相手が返信しやすいメッセージ」を考えなければならなりません。要するに、こちら側のメッセージを送信する段階で、相手の返信の内容を想定しておくということです。そこで想定することができないということは、相手もおなじように困る可能性があるということです。

 よくある例に「同意」があります。「それいいですね!」とか「めちゃくちゃわかります!」とか。それは絡む側のただの感想ですからね。言われた側からすれば知ったこっちゃありません。「よかったです!」と返すのが精一杯でしょう。

 この「同意」のメッセージを送る人たちは、自分の思いを伝えようとしているだけで、相手が返信するということをまったく考えていません。かなり典型的な例だと言えるでしょう。逆に言えば、こういう状況に陥るからこそSNSには「いいねボタン」がついています。

 ただの「同意」からは何も広がりません。だからこそ「いいね」として、簡単な形で相手に意思表示をするというわけです。どうしてもことばで伝えたいのなら、せめても引用リツイートでしょう。引用リツイートとは言わば、相手にとっての負担を軽減するためのシステムです。「自分の思いを勝手に述べているだけ」という形をとることができるというわけです。

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 SNSのコミュニケーションにおいて、もうひとつ大切なのが「引き際」です。相手が返信してくれたことに嬉しくなって、ついついやりとりを長引かせてしまうのですが、長引けば長引くほど相手に負担を課している可能性が高くなります。

 そもそもSNSとは、長いコミュニケーションを得意としたメディアではありません。短いメッセージを短いスパンで行うからこそ、気軽さが生まれ、知らない人にも話しかけることができるようになるのです。長いメッセージのやりとりを望むのならラインに移行するべきでしょう。

 このように、得意とするコミュニケーションの形はメディアによってちがいます。また、途中でも述べたように、日常のコミュニケーションとSNS上のコミュニケーションにも大きなちがいがあります。このちがいをごちゃ混ぜにしてしまうからこそ、なくてもいい衝突が生まれてしまうのです。

 そのせいでせっかくの「気軽さ」が失われてしまうのはもったいないですからね。ちがいを意識しながら、相手の返信内容を想定した上で、絡んでいくことができたらよいのではないでしょうか。少なからず筆者は大歓迎ですので、どしどし絡んでくださいね。よろしくお願いします。

taishiowawa.hatenablog.com

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【お知らせ】

  昨日から、らぱんさん(@lapinHSP)とのコラボ企画第2弾がスタートしました。お互いに「ツイッターとわたし」というテーマで図解のスライドを作成しています。明日の記事では、相手の作成したスライドを分析しながら、それぞれの考察を述べていきます。

 相手の領土に乗り込んでいったわけですが、さすがのクオリティですね。考えるポイントがいくらでもありそうです。観察力や分析力が大いに問われるのかなと思っています。どんなものができあがるのかは当人たちにもわかりませんが、明日の記事をお楽しみに。