ツイートの3行目

小学校の先生です。ツイートは2行まで。3行目からをここに書いていきます。

【火】停滞は後退を意味するとして 幸せは停滞を望むことだとすると

 

 おはようございます。ちいさいころから癖っ毛で、雨が降ると一瞬でくるくるになります。むしろ反対に、筆者の髪の毛がくるくるになることによって雨が降っているのではないかとさえ思います。もしかすると天気予報士になれるかもしれません。

 対抗勢力である直毛たちはいつもこんなことを言ってきます。「パーマをあてなくても済むからいいよね」と。あるあるですよね。全国の癖っ毛たちが一同に頷いていることでしょう。パーマをあてなくても済む。そんなに簡単な話ではないのです。

 「国敗れて癖っ毛あり」ということわざがあるほどです。シェフのきまぐれ。アウトオブコントロールです。毎日同じ箇所が同じようにくるくるするわけではありません。自分の身体だからといって自分の思い通りにはいかないものですね。どうも、インクです。

 

停滞は後退を意味するとして幸せは停滞を望むことだとすると

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 ウォルトおじさんはこう言いました。現状維持では後退するばかりである。まったくもってそのとおりだと思います。ちなみにこれ、いろいろな人が似たようなことを言っています。たとえば、ドイツの詩人であるゲーテおじさんは「前進しない人は後退しているのだ」と言いました。パナソニックを築き上げた日本の実業家である幸之助おじさんも「現状維持は後退の始まりだ」と言いました。

 共通点は「おじさん」です。きっとおじさんになれば「現状維持では後退ばかりだなあ」と思うようになるでしょう。逆に言えば、こう思っていない限り、おじさんではないということです。おじさんチェッカーですね。あなたはおじさんでしたか。おじさんではありませんでしたか。ぜひチェックしてみてください。

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 さあ、そんな冗談はさておき、今日はこの「現状維持」について考えていきたいと思います。ときどきいますよね。目標を聞かれたときに「現状維持です」と答える人。これは「現状維持」がどうのこうの以前に、コミュニケーションとしてつまらないなと思います。何を食べたいかを聞かれたときに「なんでもいい」と答える人とおなじくらい罪深いです。たとえそれが本当なのだとしても、せめて何か答えてくれよと思ってしまいます。

 すみません。話が逸れましたね。あくまでも今日は「現状維持」についてでした。戻しましょう。「現状維持」と声に出すのは簡単ですが、それを実現させるのはとんでもなく難しいことだと思っています。なぜなら、時計の針は進みつづけているからです。まわりは変わり続けているのです。

 そんな中で、自分だけが現状を維持しようと努めることは、流れの激しい川の真ん中に立ち続けることと同じです。がんばってその場にとどまろうとすればするほど、体力は削られていきます。最終的には、体力が尽きるか川の流れが止まるかの勝負になるわけですが、その結果は言うまでもありません。すこしずつ水に押されて、ついには溺れてしまうのです。

 これが「現状維持」の難しさです。「現状維持」を望めば望むほど、苦しい状況に追い込まれます。そう考えると、もしかするとわたしたちには「変化を楽しむ」という道しか残されていないのかもしれません。変わりゆくことが当たり前なのだとしたら、あとはそれを楽しむことができるかどうかだけなのです。

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 今日はここからもう一歩進んで「幸せ」についても考えてみたいと思います。最初に引用したウォルトおじさんのことばを耳にしたときに、ふと「幸せとは現状維持を望むことなのではないか」と思ったのです。幸せなときって「この時間がずっとつづけばいいのに」と思いますよね。「ここまま時計の針が止まってしまえばいいのに」と思いますよね。これこそまさに「現状維持を望む」ということです。

 このように考えていくと、幸せを望めば望むほど苦しい状況に追い込まれるという結論が導き出されます。恋愛あるあるですよね。かなり皮肉が効いています。「今のまま」を望めば望むほど、「今のまま」からは離れていくことになるのです。

 すこし極端ではありますが、変化の流れに逆らって「変わらない」状況って「死ぬこと」と似ているのかなと思いました。変化の流れから離脱したところに「死」があるというわけです。そう考えると「現状維持」は「死」に近づくことだと捉えることもできるのかもしれません。

 ここでも結局は同じです。変わりゆくことを楽しめるかどうか。これがすべてです。「生きる」という道を選ぶのであれば、結局はこの道に進むしかないのかもしれません。生きることは変わること。そして、その変化を楽しむこと。

 たしかに何もせずとも変化はむこうからやってきますが、その一方で、生活の中には変化を妨げるものもたくさんあります。「お金」とか「他人の目」とか「安定志向」とか。公務員なんてまさに「現状維持」の権化なのかもしれません。

 変化のチャンスが目の前にあるのに、見逃してしまうのはあまりにももったいない。現状維持では後退するばかりです。できるだけ変化を受け入れて、そこに「幸せ」を見出しながら生きていけたらなと思います。最近SNS上でいろいろと試してみているのは、そんな考えの一環なのかもしれません。

taishiowawa.hatenablog.com

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【お知らせ】

 今週の金曜日に新しい企画をはじめます。その名も「らの時代」。この企画で大切にしたいことは「情報を売らないこと」と「話のゴールを決めないこと」です。当人たちでさえどんな方向に進むのかがわかりません。だから、きっとだれの役にも立ちません。勉強にもなりません。それでも興味がある方はぜひ遊びにきてください。参加希望はツイッターのDMへ。

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