おはようございます。ミスをしてしまったときに「あ!間違えた!」と大きな声で言える人っていいなあと思います。まわりの人たちも「どうしたの?」と反応するため、その人のミスを中心に協力の輪が生まれます。いじられることで笑いが生まれたり、手助けによって首の皮が一枚つながったりしています。
それがわかっているのですが、なかなか大きな声を出すことができません。どうしても「わざわざまわりを巻き込むようなことじゃないか」と思ってしまいます。声が出せる人からすれば、もはや反射運動なのでしょう。考えてしまっている時点でどうしようもないのかもしれません。せめて自分の名前だけでも大きな声で言っておこうと思います。どうも、インクです。
書くことがなくなる云々以前に毎日同じことを書いているという感覚です。
書くことがなくなる云々以前に毎日同じことを書いているという感覚です。
— インク@小学校の先生 (@firesign_ink) 2020年4月4日
こうして毎日ブログを更新していると「ネタに困らないの?」と質問されることがあります。端的に答えるならば、困りません。書くことがなくて困ったことはこれまで一度もありません。
強いて言うなら、いちばん頭を悩ませるのは「おはようございます」ではじまる枕の部分です。今日の記事でいうところの「大きな声で自分のミスを公表できる人の話」です。この部分はいつも訓練のつもりで書いています。芸人さんが話のネタをさがしながらプライベートを過ごす感覚と似ているのかもしれません。
逆に、本文を書くときにはほとんど何も考えません。「考えません」と言うとすこし語弊があるかもしれませんね。本文には「これまでに考えたこと」を書いているだけであって、書く時点ではほとんど何も考える必要がないというわけです。書くときは半自動です。電動です。アシスト付きです。
記事ができ上がるまでの流れはこうです。生活の中で感じた違和感をツイートする → もうすこし考えてみる → 数日寝かせる → 記事にする。これのくり返しです。1日に1ツイート以上するので、ブログの記事がツイートを追い抜くことはありません。ツイートがある限り、ブログも更新しつづけられる。それがこの「ツイートの3行目」というブログです。
一見すると毎日ちがった内容の記事を更新しているように見えますが、実はぜんぶ同じです。毎日同じことを書いています。あえてことばにするならば、外の世界とのつながりを通して自己紹介をしつづけているという感覚です。
たとえばこの記事。別にこの記事は『魔女の宅急便』や『三島由紀夫 VS 東大全共闘』という映画のことを書いているわけではありません。このふたつの作品を通して、自分のことを紹介しているだけです。
だから、読んだ人がこの映画を観たいと思うかどうかなんて知ったこっちゃありません。観たかったら観ればいいし、観たくなければ観なくて結構です。
この記事も同じです。別に歴史の学習について書いているわけではありません。歴史の学習を通して、自分という人間を紹介しているだけです。
だから、読んでいる人が歴史に興味をもとうがもつまいが知ったこっちゃありません。別に読者の心を動かすつもりも、変化させるつもりもまったくありません。ただ単純に、こんなことを考えている人がいるんだということを知ってくれればそれでいいのです。
そもそもこのブログを始めたきっかけがそこでした。当時から「ツイートは2行まで」というルールの中で、エッセンスを詰め込んだ短いことばをツイートしつづけていました。自分ではかなりおもしろいツイートをしているつもりだったのですが、フォロワーからのリアクションはまったくといってもいいほどありませんでした。
どうやらこれは伝わっていない。それに気がついたことが、ブログをはじめるきっかけでした。今考えたらそりゃあ伝わりませんよね。
やっぱりことばは「誰がつかっているのか」という情報はかなり大切です。普段は真面目な人が急におかしなことを言うからおもしろかったり、普段は適当な人が急に真剣なことを言うからおもしろかったり。「あの人らしいなあ」と思えるようなことばだったり、その人ににしか出せないようなことばだったり。
人を知るからこそ、ことばに色がつくわけです。当時はそれがありませんでした。どんな人なのかはまったくわからないけれど、ときどき短いツイートをしているアカウント。それが「INK@小学校の先生」でした。だから、このブログをつかって自己紹介を始めることにしたのです。
「毎日同じことを書いている」という意味がわかっていただけたでしょうか。日ごとにまったくちがうテーマを扱っているように見えて、実はめちゃくちゃ一貫性があります。一貫している云々以前に、同じです。ずっと同じことを書いています。今日も明日も明後日も。外の世界のものごとを通して同じことを書きつづけます。外の世界のものごとがなくならない限り、書くこともなくならないというわけです。
ここまで読んでくださったそこのあなた。それでもまだフォローしないというのですか。このブログのタイトルは「ツイートの3行目」ですよ。ツイッターがメインです。こんなにもわかりやすくフォローボタンを散りばめたではありませんか。 最後にもうひとつだけボタンを貼り付けておきますね。これだけ言っているのにフォローしない人のことなんてもう知らないんだから!